船井総研ロジが実施したバングラデシュでの外国人ドライバー採用面接ツアー
日本の物流業界は、深刻なドライバー不足に直面しています。これに対抗するため、船井総研ロジ株式会社が提供する外国人ドライバー採用支援ソリューションが注目を集めています。 2025年4月、同社はバングラデシュで現地面接ツアーを実施し、実に28名の内定者を生み出しました。その詳細や今後の取り組みについて見ていきましょう。
1. 現地採用ツアーの実施報告
この面接ツアーは、2025年4月26日から29日にかけて行われました。参加したのは日本の企業5社で、総勢9名が現地に赴きました。約300名の応募者からスクリーニングを通過した約60名の現役ドライバーが参加し、企業側は初日にグループ面接を行うことで、現地の雇用市場に対する理解を深めました。
参加企業は、2日目にそれぞれ3名ずつのグループ面接を実施し、参加者全員に面接の場を提供しました。採用決定後には内定式も行われ、希望を持った応募者たちに新たなチャンスが生まれました。
2. 採用の舞台裏—なぜバングラデシュなのか
バングラデシュからドライバーを採用する理由は多岐にわたります。まず、応募者となる現役ドライバーを集めるのが容易である点です。また、同国では日本と同様の右ハンドル・左側走行が一般的で、交通習慣も似通っています。 さらには、飲酒率が低く、協調性が高いことから親日的な国民性も魅力の一つです。加えて、出稼ぎ労働者が多く、経験豊かな人材が多数存在します。
特に、信頼性の高い送出し機関であるGRAバングラデシュとの連携が強力なサポート体制を構築しています。
3. さらなる展望—今後の採用計画
今回の面接ツアーを通じ、現地の人材を集めるための道筋が明確になり、日本で働きたいと強く望む応募者の思いにも触れることができました。今後の展望としては、バングラデシュ以外にインドネシア、フィリピン、ネパールからのドライバー採用に向けてのスキーム構築も進めています。
2025年から2027年にかけて、90名から240名の外国人ドライバーを順次採用する目標を立てており、これにより物流業界の人手不足を一掃し、企業の持続的な成長をサポートする意向です。
第2回 現地面接ツアーについて
第2回目となる面接ツアーは、2025年7月26日から29日にかけて開催予定です。この回はコンサルティング契約を結んだ企業専用の個別採用支援として進行します。
具体的には、以下のプロセスに基づいて進められます。
- - コンサルティング契約締結後、3〜4ヶ月の準備期間を経て現地面接に移行
- - GRAバングラデシュとの協力によるターゲット集客
- - ベンガル語での会社説明資料作成・翻訳支援
これらの国内外の取り組みを通じて、船井総研ロジは物流業界の抱える課題を積極的に解決し、外国人ドライバーの活躍を促進することを目指します。
4. 会社紹介
船井総研ロジ株式会社は、物流業界の進化と発展を追求するための現場密着型コンサルティングを提供しています。新規荷主の獲得、運賃交渉、そしてドライバー採用など、あらゆる側面から中堅・中小企業の成長を実現するサポートを行っています。