KiiとHOUZEの新たな協業
Kii株式会社は、米国の革新企業であるHOUZE社と提携し、建設産業の活性化を目指すことを発表しました。このコラボレーションにより、住居および商業用建物への先進技術の適用を図り、特に「ゼロエナジー住宅」の開発に注力します。これにより、エネルギー効率の高い、安全で持続可能な住宅の構築が進められます。
HOUZEが目指すゼロエナジー住宅とは?
HOUZEは、次世代の建設システムや材料を取り入れつつ、手ごろな価格で「ゼロエナジー住宅」を提供することを目指しています。CEOのDavid Goswick氏は「IoTは住宅や建設産業に革命をもたらす力を秘めている」と述べており、Kiiをそのプロジェクトにおける重要なパートナーとして選んだ理由についても言及しています。この取り組みにより、二酸化炭素排出量を大幅に削減し、環境に配慮した居住空間を実現しようとしています。
KiiのICT技術…建設業界への貢献
KiiのCEO、荒井真成氏は、HOUZEの先進的なエネルギー管理技術とKiiのIoTプラットフォームを組み合わせることで、住宅業界に新たな革命が起こると期待を寄せています。これにより、新築だけでなく、既存の住宅においても最新のエネルギー節約技術が導入される可能性が高まります。
リビングラボの展開
HOUZEは、IoT技術による生活様式の利点を伝える「リビングラボ」と呼ばれるネットワークの構築を進めており、Kiiはそのプラットフォームの提供を担います。このリビングラボでは、スマート自動化と状態監視が行えるデバイスが活用され、より便利で快適な生活を実現します。
Kii Cloudとその特徴
Kiiが提供するKii Cloudは、IoT機器に必要なサーバー側の機能をクラウド上で提供するサービスです。これにより、ユーザーはサーバーの構築や運用の負担から解放され、コストやリスクを大幅に削減できます。また、日本を始め、中国、北米、南米、ヨーロッパにサーバーを展開しており、特に中国ではグレートファイアウォールの影響を受けずにサービスを提供できる強みがあります。
Kiiの企業情報
Kii株式会社は、2007年に設立された企業で、IoTやモバイルアプリケーションに特化したバックエンドプラットフォームを提供しています。このプラットフォームは、試行、試験から管理、最適化まで一貫したサービスを提供することができるため、顧客は迅速に市場に製品やサービスを投入することが可能です。詳しくは公式ウェブサイト(
kii.com)をご覧ください。
これからの住居と建設産業における革新が期待される中、KiiとHOUZEの協業がどのような成果をもたらすのか注目です。