令和女子高生の新たな価値観
6月1日はマリリン・モンローの誕生日。彼女が生きた時代は「セクシー」が華やかさを象徴していましたが、令和の女子高生たちはこの価値観をどう受け止めているのでしょうか。
調査結果の背景
10代を対象としたマーケティング情報サイト「放課後NEWS」による今回の調査は、全国の現役女子高生に「“かわいい”と“セクシー”どちらで言われたいか」を尋ねました。その結果、圧倒的多数が「かわいい」と答えたのです。
「かわいい」と答えた女子高生の思い
調査では82.1%の女子高生が「かわいい」と言われたいと回答しました。その中には「若いうちは可愛いくいたい」「セクシーは大人になってから」といった意見があり、高校生の多くが未だ大人になりきれていない自分を意識しているようです。
さらに「カワイイは最高の褒め言葉」「可愛いと言われた方がモチベが上がる」といった前向きな声も目立ち、特にアイドル系の女性に憧れる女子高生も多いことがわかります。
「セクシー」に対する厳しい意見
一方で「かわいい」を望む女子高生からは厳しい意見も見受けられます。具体的には「セクシーと言われると気持ち悪い」「セクシーだとバカにされている気がする」という意見や、さらに踏み込んだ「セクシーはセクハラ」という見解まで存在します。このことから、セクシーという言葉自体が「NGワード」とされる可能性も浮かび上がります。
セクシーを求める女子高生の思考
しかし、その一方で17.9%の女子高生は「セクシー」と言われたいと答えました。この中でもっとも多かったのは「大人っぽい」という意見で、「かわいいよりも大人っぽい方がかっこいいから」といった理由が挙げられました。つまり、彼女たちにとって「セクシー」とは性的な意味にとどまらず、「大人」であることの象徴でもあるようです。
また、「みんながかわいいなら一味違った方が良い」と感じる女子高生もおり、現在の「かわいい」全盛の中であえて「セクシー」を選ぶことで、他との差別化を図りたいという思いも見て取れます。
これからの価値観への展望
この調査結果を通じて、令和の女子高生たちが抱く「かわいい」と「セクシー」の間に横たわる微妙な感情や価値観が浮き彫りになりました。特に、彼女たちの多くが「かわいい」を優先する姿勢には、まだ子供でありたいという願望が潜んでいるのかもしれません。
このような感覚は、ある意味で若者文化や流行が反映された結果とも言えます。これからのトレンドや価値観がどう変遷していくか、引き続き注目していきたいところです。
詳細な調査結果について
今回の調査結果は「放課後NEWS」で詳しく掲載されていますので、興味がある方はぜひご覧ください。調査の詳細やその他の企画についても情報がまとめられています。
今回の調査は、株式会社ワカモノリサーチによって行われ、全国の162名の現役女子高生から有効回答を得ています。
調査のリンク:
放課後NEWS
また、ワカモノリサーチでは若者向けのマーケティングと調査の新たな展開を図っています。若者文化の動向を理解するための探索を続けていますので、ぜひお問い合わせください。