パーソルホールディングスが新たに設立したAI・DX本部の詳報

パーソルホールディングス、AI・DX本部を設立

2025年4月1日、パーソルホールディングス株式会社は新たに「グループAI・DX本部」を設立しました。この新組織は、AIを駆使した事業改革を進めるための専門部署であり、業務プロセスやビジネスモデルの革新に寄与することを目指しています。

組織設立の背景

パーソルグループは、自社の中期経営計画『中期経営計画2026』において「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への移行を掲げています。このコンセプトには、テクノロジーを活用した人材サービスの進化と、DX推進の強化が含まれています。この状況を受けて、グループ各社が行っていたDXを統一的に推進するために新たに設立されたのが、このAI・DX本部です。

AI技術が急速に進展する中で、企業はこの変化に対応し、競争力を高めるための取り組みが不可欠です。『グループAI・DX本部』は、こうした時代背景を踏まえた戦略的なアプローチを進めていくことを予告しています。

組織の役割と目標

この本部は、全グループ会社のデジタルトランスフォーメーションを支援する役割を担います。主要な業務領域にAIを適用することで、確固たる競争優位を築くとともに、共通業務の効率化も進めていく予定です。特に人材派遣業務に関連するDXを強化し、業務フローを一新することで中長期的なビジネスモデルの革新を目指します。

主要な取り組み

- 競争優位性を高めるためのAI適用の推進
- 日程調整や書類作成などの業務のAI化
- 新しいサービスやビジネスモデルの開発
- 共通業務基盤の企画与開発

これらの取り組みを通じて、パーソルグループ全体のDXを促進し、業務の効率化と顧客体験の向上を図ります。

本部長のコメント

パーソルホールディングスの岡田将幸本部長は、「我々はAIを核にしたテクノロジーを用いて、約150社のグループ会社を横断的に支援し、真の成長を実現することを目指します。」と語ります。その言葉には、AIや生成AIの利用を積極的に進め、業務改革の意識を全社で共有する姿勢が込められています。

また、岡田本部長は、AI技術は単なる便利な道具から、複雑な業務を自律的に行うビジネス手法へと進化しています。この未来を見据え、はたらき方が変化する中で、自己実現や社会貢献のために働く新たな時代を切り開くことが重要であると述べました。

パーソルホールディングスのビジョン

1973年の設立以来、パーソルホールディングスは多様な人材関連サービスを提供し続けてきました。今後も「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンの実現に向け、AIを活用した新たな挑戦を続け、ユーザーや社会全体に貢献する事業を展開していくでしょう。

未来の働き方が、より豊かで笑顔あふれるものであることを期待しつつ、パーソルグループの今後の動きに目が離せません。