ZenGroup株式会社、物流機能を楠根に集約しサービス向上を図る

ZenGroup株式会社、物流機能の統合による更なるサービス強化

大阪府大阪市を拠点とするZenGroup株式会社は、越境ECを支援するための物流機能を一新します。これまで、海外向け輸送を門真市、東大阪市、楠根市の3ヵ所で行っていましたが、今回、門真物流センターの機能を楠根物流センターに統合し、門真センターを閉鎖することを発表しました。

統合の背景

ZenGroupは、海外向け購入代行「ZenMarket」、サブスクリプションボックスサービス「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」など、様々なサービスを展開しており、会員数は250万人を越えています。この規模に伴い、物流の効率化が求められていました。今回の統合により、楠根物流センターでは全サービスを一元管理し、業務がスムーズに進むことを目指します。

この移行によって、門真と楠根間の貨物移動が不要になり、海外配送のリードタイムが大幅に短縮される他、繁忙期の荷量変動にも柔軟に対応できるようになります。また、部門間のコミュニケーションが促進され、業務効率化や知識の共有が進むことが期待されています。

今後の展望

ZenGroupでは、フォワーディング事業の構築にも取り組んでおり、2024年12月にはオーストラリア向けオーディオスピーカーの配送を予定しています。近年、特定の製品が航空貨物危険物に指定されることが多く、これまで輸送が難しいとされていましたが、今後は特定の大型貨物にも対応する体制を整えます。

さらに、2024年までにIATA公認の貨物代理店資格や第二種利用運送事業の許可を取得予定であり、2025年にはRegulated Agent（特定航空貨物利用運送事業者）の認定を目指します。

市場の成長と会社の取り組み

越境EC市場は急成長を遂げており、2021年には約115兆円と推定されていますが、2030年には約1,190兆円に達する見込みです。ZenGroupの売上も成長を続け、2024年6月期には153億円に達する見込みで、前年比26.8％増という成果があがっています。このような背景の中、 ZenGroupは業務の効率化と柔軟性を追求し、ますます迅速で安心な配送体制の実現を目指しています。

楠根物流センターの施設概要

- 名称: 楠根物流センター
- 所在地: 大阪府東大阪市楠根2丁目8-6
- 延床面積: 約4,300㎡
- 機能: 越境EC事業における在庫保管、入出庫・検品作業

ZenGroup株式会社について

ZenGroup株式会社は、「世界の越境EC販売額20％を日本に」というミッションを掲げ、日本の国際市場における存在感を示すべく日々奮闘しています。複数のサービスを通じて、シンプルに商品を海外に届ける仕組みを構築し続け、ますます拡大するグローバル市場において競争力を維持・向上させる努力をしています。

詳しい情報は、公式サイトをご覧ください。