新たなドローン教育
2022-02-17 14:28:30
新たなドローン教育の扉を開く「日本無人航空機免許センター」の誕生
新たなドローン教育の扉を開く「日本無人航空機免許センター」の誕生
2021年6月、改正航空法により無人航空機(ドローン)の操縦に必要な技能を証明するための新しい制度が設立されました。この制度は、ドローンを安全かつ効果的に操縦するための講習を行う民間機関に、国土交通大臣からの登録を受け、正式な教育・指導を行うことを認めるものです。これに伴い、ドローンの利用がますます普及する中で、操縦者に必要なスキルを習得するための教育事業が重要な役割を果たすことになります。
このような背景を踏まえ、新たに設立されたのが「日本無人航空機免許センター」(略称:JULC)です。JULCは、世界のドローン業界を先導するメーカーとの連携を持ち、これまでに数多くの安全利用推進活動を行った中村佳晴がセンター長に就任し、2022年9月から登録講習機関としての活動を開始する計画です。彼は、全国各地を巡りながらドローンの成長を見守ってきた経験を活かし、実務に即した教育を提供することを目指しています。
JULCの設立においては、さまざまな業界でのドローン利用の拡大が背景にあります。建設業や農業、災害対策など、多岐にわたる分野でドローンの活用が期待されている一方、その有用性が十分に発揮されていない現状もあります。JULCは、その課題を克服し、実践的な教育を通じてドローン技術の向上を図ることを目指しています。
教育プログラムの詳細
JULCでは、具体的にどのような講習メニューを提供するのでしょうか。主なプログラムは以下の3つに分かれています:
1. 産業活用コース
このコースでは、ドローンの飛行方法や計画の立て方に加え、カメラ使用の実例や産業向けアプリケーションについての講習をワンストップで提供します。実務に直結した内容が特徴で、受講者は即戦力として成長することが期待できます。
2. 機体学習コース
新しいドローンを導入した方や、すでに使っている機体の知識を深めたい方に最適なコースです。操縦技術だけでなく、ドローンのさまざまな機能を理解し、安全に運用できるスキルを身につけることができます。
3. オンラインセミナー
国内の専門家による無人航空機に関するオンライン講座を提供します。これにより、忙しいビジネスパーソンでも学びやすい環境が整います。初回は2022年3月中に予定されています。
教習所の開設と今後の展開
JULCは、青森県、栃木県、埼玉県、神奈川県、大阪府、佐賀県に教習所を設立し、これから全国47都道府県に拡大していく予定です。これにより、全国各地の受講者が近隣で質の高いドローン教育を受けることが可能になります。
また、JULCでは会員登録を行うことで最新の講座情報を受け取ることができ、受講生にとって非常に有益なサービスを提供します。
これからの時代、ドローン技術はますます重要な役割を果たすことが予想されます。その中でJULCは、次世代を担うドローン操縦者の育成に貢献し、無人航空機の未来を切り開く力となることを心掛けています。JULCの活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
日本無人航空機免許センター株式会社
- 住所
- 東京都千代田区東神田2-10-9ポータル秋葉原4F
- 電話番号
-
03-6661-9577