丸昇が約1年の制作を経て新たに技法カタログを刊行！

感動の一冊、丸昇技法カタログ vol.2

有限会社丸昇は、長い約1年の制作期間を経て、『丸昇技法カタログ vol.2』を2023年6月17日（金）に発売します。このカタログには、定番技法から最新の機械を使用したもの、さらに機能材料インクや手の込んだヴィンテージ加工など、全118種類もの技法が掲載されているのが魅力です。

新たな挑戦への道のり

代表取締役の安藤明弘氏は、約8年前に『丸昇技法カタログ vol.1』を発行した経緯を振り返り、「当時、優れた作品をどう扱うかが課題だった」と語ります。最初は紙媒体のカタログに疑問を持っていたものの、従業員からの説得により、紙での表現を選んだ結果、予想以上のクオリティが実現しました。その成功に触発され、今回の新カタログ製作の大きな契機となったのです。

豊富な技法を集結

『丸昇技法カタログ vol.2』は、前作が完売し、増刷の話が持ち上がる中、社内の熱意によりスタートしました。ただの増刷ではなく、常に革新と挑戦を求める丸昇の精神を反映した内容を目指しました。

新カタログ制作の際は、まず技法の選定を行い、次にそれに合うボディの選定、さらにはボディカラーとプリントカラーの組み合わせまで、デザイナーたちが熱意を持って挑むプロセスが続きます。この作業は単なるサンプル作りではなく、各技法の効果をしっかりと引き出すため、一つ一つ詳細に取り組まれるのです。

苦労の先に見える成果

多くの技法は一度で納得のいく仕上がりにはならず、何度もサンプルを作り直す必要がありました。技法によっては、その質感・色合いを確認するために何十枚もの試作を繰り返すこともあり、時には心が折れそうになることも。しかし、制作のプロセス全体からの経験は確実に自分たちを成長させ、多くの試行錯誤を経て、理想に近い完成品を手に入れる喜びは格別です。