大阪にて12名の中学生が医療職業体験学習を実施

大阪の医誠会国際総合病院での職業体験

2024年6月19日と20日の2日間にわたり、医誠会国際総合病院が大阪市立天満中学校の2年生12名を受け入れ、職業体験学習を実施しました。主旨は、学生たちに医療現場に触れてもらい、医療関連職に対する関心を高めることです。このプログラムは、看護部、リハビリテーション部、医療事務、保育園、院内コンビニ、院内植栽・養蜂事業という6つの部門で構成されており、実際の業務を体験する機会が設けられました。

医療体験を通じた学びの進展

学生たちは、病院のさまざまな部門で具体的な業務を体験し、実際の医療現場を身近に感じることができました。具体的には、看護部では病院内の案内、緊急外来や薬剤部の見学、病棟業務の観察、カンファレンス参加、リハビリテーション業務の現地訪問、さらに車いすや自動体位変換マットを用いた体験活動も行われました。

リハビリテーション部ではリハビリ室や併設フィットネスジムの見学が行われ、実際のリハビリの現場を間近で観察しました。医療事務部では、病院の事務業務や患者への対応など、業務の実情を学ぶことができました。保育士としての体験もあり、さくら保育園では保育業務の見学と一緒に実践的な作業にも携わり、保育に関する理解が深まりました。

幅広い体験で意識を高める

さらに院内のコンビニでは、接客や商品の陳列、清掃といった業務への理解を深め、植栽・屋上養蜂事業では、植物や養蜂の手入れを体験しました。これらの活動を通じて、生徒たちは医療業務の多様さを認識し、将来の職業選択に役立てることでしょう。

生徒の感想と今後の展望

医療法人医誠会は、地域社会の教育機関からの要請に応える形で、このような活動を行っています。生徒たちからは、「医誠会国際総合病院の優しい方々のおかげで楽しく職場体験学習を終えることができた」「日頃から興味のあった病院での仕事を体験できて、とてもためになった」との感謝の声が寄せられています。また、リハビリテーション部に参加した生徒は「普段の自分の動きがいかに恵まれているのかを再認識することができた」と述べています。

今後も、医誠会国際総合病院は地域の要望に応じて職業体験学習を続ける考えを持っています。さらに、学校向けの出張公開医学講座や、活動が難しい子どもたちへの支援提供など、多様な社会貢献活動を展開しています。

医誠会の概要

医療法人医誠会は1979年に設立され、大阪を拠点に病院やクリニック、介護施設を運営しています。医誠会国際総合病院は47の診療科を持ち、最新の医療技術を駆使し、地域医療への貢献を目指しています。また、24時間体制での救急医療の提供に力を入れています。詳細な情報は、公式ウェブサイトやSNSで確認できます。地域住民や教育機関と連携しながら、医療を通じたさらなる支援を行っていく計画です。