京都発、エコなハニーエール醸造プロジェクトの始動
京都市中京区に本社を構える株式会社金市商店が、アップサイクルハニーを使用した新たなビールの製造に着手します。このプロジェクトでは、同じく京都市上京区に位置するマイクロブルワリー「ウッドミルブルワリー・京都」と共同で、環境に優しいハニーエールを生み出すことを目指しています。
このハニーエールの特徴は、ミールミィで保管されていた国産蜂蜜をビールの原材料として再利用する点です。優しい甘さの広がるゴールデンエールを目指し、2025年3月8日(土)の「みつばちの日」に、ウッドミルブルワリー・京都およびミールミィ三条本店での販売を予定しています。
プロジェクトの背景
このコラボ企画は、2024年に大阪・京橋で行われた「サケモノガタリin関西」にて始まりました。ミールミィの姉妹店「京都蜂蜜酒醸造所」との出会いをきっかけに、双方の理念や価値観が共鳴し、今回のハニーエール製造が実現したのです。
アップサイクルハニーの取り組み
アップサイクルハニーは、検品サンプルとして保管された国産蜂蜜を再利用する取り組みです。日本では、蜂蜜の長期保管によって品質が変化するため、賞味期限が設定されています。しかし、この取り組みにより、元々廃棄されていた蜂蜜を新しい商品として生かすことができます。食材ロスの削減に貢献するだけでなく、環境負荷の軽減にも繋がる取り組みです。
私たちの蜂蜜製造プロセスでは、元々廃棄物をほとんど出さないように努めていますが、この新たな取り組みにより、さらに食品ロスを減少させていきたいと考えています。この活動は、SDGsの「つくる責任 つかう責任」や「気候変動に具体的な対策を」にも貢献することを目指します。
コラボの進行状況
このプロジェクトは、2025年2月6日(木)から醸造が始まり、3月8日(土)にはミールミィ三条本店にて、1日限定の発売記念イベントが開催されます。ミールミィはアップサイクルハニーの選別を行い、ウッドミルブルワリー・京都の辻本大和氏が醸造レシピやスケジュールを設計します。
ウッドミルブルワリー・京都の魅力
「ウッドミルブルワリー・京都」は、京都の地元産業を活性化させるために設立されたマイクロブルワリーです。辻本氏は飲食を楽しむ文化に合う、少し贅沢なビールを作り出すことをコンセプトに掲げています。この精神が、エコなハニーエールのようなプロジェクトの立ち上げを可能にしました。
蜂蜜専門店ミールミィについて
金市商店が運営する「蜂蜜専門店ミールミィ」は、1930年に創業し、全国の養蜂家から厳選された蜂蜜を取り扱っています。純粋蜂蜜のほか、蜂蜜を使った加工品や菓子なども人気です。地域に根ざし、安心・安全な商品を提供することを心がけています。
最後に
持続可能性を考えた新たなビールの誕生を、ぜひ楽しみにしていてください。このアップサイクルハニーを使用したハニーエールが、環境への配慮と共に、皆さんの生活に喜びをもたらしてくれることを願っています。