株式会社Swapとパブリックタレントモビリティが業務提携でサービス拡充

株式会社Swapとパブリックタレントモビリティが業務提携を発表

株式会社Swap（神奈川県横浜市）とパブリックタレントモビリティ株式会社（東京都千代田区）は、業務提携を結び、新入社員の育成や組織の課題解決に向けた取り組みを強化することを発表しました。この提携によって、Swapが開発したオンボーディング特化型AIサービス「OFFHACK」が、パブリックタレントモビリティが支援するクライアントに提供されます。これにより、企業の新入社員の定着率を向上させることを目指します。

業務提携の背景

この提携は、両社の使命やビジョンが共鳴した結果といえます。Swapは設立以来、「対話のエコシステムをアップデートする」というミッションのもと、多様な企業や団体と連携してきました。特に、新入社員とその指導者の間に生じるミスマッチ、すなわち“配属・上司ガチャ”と呼ばれる問題に注目しています。これは、社員の適性や志向性にマッチしない環境に配属されることで、パフォーマンスが低下し、新入社員が早期に離職してしまう要因とされています。そこで、Swapは新入社員のオンボーディングに特化したサービスを開発し、成長を促すための仕組みを提供しています。

一方、パブリックタレントモビリティは、公共・公益機関を対象にした教育や組織変革の支援を行い、多くの実績を持つ企業です。彼らは、地域DXや人材育成など、さまざまな社会的な課題に対する解決策を提供しており、行政や地域の発展に寄与しています。両社が手を組むことで、それぞれの強みを生かし、より効果的なサービス提供が可能になると期待されています。

双方のコメント

パブリックタレントモビリティ代表取締役の川人氏は、「現在、採用後のオンボーディングにおけるコミュニケーションが重要視されています。価値観の多様化や働き方の変化により、組織内のコミュニケーションを見直すべき時が来ています。Swapとの提携を通じて、より良いソリューションを提供していきたい」と述べています。

また、Swapの代表取締役藤沢氏は、「公共機関に向けたコンサルティング力と、我々のサービスが組み合わさることで、新たな付加価値を生み出せると確信しています。この提携を機に、様々なクライアントに革新的なソリューションを届けていくことが目標です」と語りました。

AIサービス「OFFHACK」の概要

Swapが開発した「OFFHACK」は、新入社員の受け入れを担当するマネージャーにとって非常に便利なツールです。マネージャーは簡単に音声を録音することで、新入社員の感情や思考の変化を分析し、可視化することができます。このサービスは、新入社員のモチベーションやメンタル状態をリアルタイムで把握し、必要なサポートやアドバイスを適時に提供できるように設計されています。その結果、新入社員が組織に速やかに馴染む手助けをし、定着率を向上させることが期待されています。

この業務提携により、Swapとパブリックタレントモビリティは共に人材育成分野の問題に立ち向かい、各企業の成長を支援する取り組みを一層強化することができます。今後、両社のさらなる活動から目が離せません。