ワーキングマザーの評価、実態と意識の分断を探るアンケート結果
最近の調査で、株式会社mogが企業42社を対象に実施した「ワーキングマザーに関する企業アンケート」の結果が発表されました。これは企業経営者や人事担当者が、ワーキングマザーに対してどのような評価を行っているのか、またその背景にある意識を探る試みです。
調査の背景
女性の就業環境は日々進化していますが、それと同時に企業の意識にも変化が見られます。特に「ワーキングマザー」としての立場での評価が、どのように行われているのかに注目が集まっています。今回の調査では、企業が「ワーキングマザー」から想起する人材像や、キャリアに関する評価基準が明らかにされました。
調査結果サマリー
FINDING 1: 「ワーママ」のイメージは“キャリア”より“働き方”
調査結果によると、「ワーキングマザー」と聞いて最も多くの企業が想像したのは、「限られた時間の中で効率的に働く人材」で76.2%がこのイメージを持つと回答しました。次に「柔軟な勤務制度を必要とする」は71.4%、さらに「家庭・育児との両立を重視する」も同様に71.4%でした。しかし、管理職や専門性に関するイメージは著しく低く、専門性や経験を重視する情報を挙げる企業はわずか14.3%でした。
この結果から、企業の多くはワーキングマザーに対して、キャリアよりも働き方や環境を重視している温度感が窺えます。
FINDING 2: 管理職・リーダー候補に対しての評価は経験・能力重視
また、ワーキングマザーを管理職やリーダー候補として採用する際、88.1%の企業が「経験・能力を評価基準とする」という意識を持っていることが示されました。「ワーキングマザーであることは関係ない」という意見も73.8%を占め、着実に企業の認識が変わりつつあることが分かります。
FINDING 3: 働き方の制約が依然として採用に影響
一方で、求職者が同じ経験と能力を持つ中で、育児による勤務時間の制約が採用判断に影響を与えると回答した企業は38.1%にのぼりました。ここから、ポジティブな変化とともに、従来の「ワーママ」に対する先入観が依然として残っていることがわかります。
代表のコメント
株式会社mogの稲田社長は、今回の調査に対し以下のようにコメントしています。「企業側はワーキングマザーの経験や能力を真っ当に評価しようとしている意識が見られる一方で、実際の判断においては従来のイメージが影響を与えてしまっています。今後、企業がワーキングマザーに対してより多角的に評価できるようさらにサポートを続けていきたいと思います。」
結論
今回の調査結果は、ワーキングマザーという人材に対する企業の評価が変わりつつあるものの、依然として働き方に関する偏見が存在することを示唆しています。このギャップを埋めるためには、企業がワーキングマザーの多様な経験や能力を的確に捉える必要があるでしょう。これからの企業文化の変革に期待が寄せられます。