三洋貿易、5G/6G時代の先を見据えた高周波同軸ケーブルを展示

三洋貿易が目指す次世代通信技術の展開

三洋貿易株式会社が、次世代の高速通信インフラを支える高周波同軸ケーブルのグローバル展開に乗り出します。これは、市場での競争優位性を確保し、電気通信分野における新たな革命を実現するための重要なステップです。特に、株式会社TOTOKUとの提携により、ハイパフォーマンスな同軸ケーブル「RUOTA」と高周波同軸ケーブルアセンブリ「Wavemolle」、さらには効率的な温度管理を可能にする「冷却ケーブル」を取り入れた製品ラインを展開することにより、技術力の向上を図ります。

製品の特徴

高性能同軸ケーブル

TOTOKUの高性能同軸ケーブルは「細く、軽く、小さく」設計されており、その独自性は業界のスタンダードを超えたパフォーマンスを提供します。特に、伝送信号の品質が優れており、安定したデータ通信を保証するため、次世代の通信インフラにおいて必須となる存在です。これにより、ユーザーは情報の再現性を確保しつつ、より効率的にデータをやり取りすることができます。特に「Wavemolle」は、高速データ通信のテスト測定に特化しており、DCから145GHzまでの超高周波帯に対応しています。

冷却ケーブル

業界では初の取り組みとも言える冷却ケーブルは、ケーブル自身の温度管理を最適化します。この技術は、装置全体の性能向上に寄与し、長時間の運用に際しても耐久性の高い製品となっています。

MWC Barcelona 2025での展示

三洋貿易は、2025年3月3日から3月6日までスペイン・バルセロナで開催されるMWC Barcelona 2025に出展します。この国内外から関心が集まる展示会で、自社の高周波同軸ケーブルと冷却ケーブルの技術を直接披露し、業界の関係者やメディアとの連携を強化します。

展示会情報

- 展示会名: MWC Barcelona 2025
- 日時: 2025年3月3日～2025年3月6日
- 場所: スペイン・バルセロナFira Gran Via
- ブース番号: 6G61
- 見どころ: 特許取得済みの中空構造を採用した5G/6G向け高周波同軸ケーブルおよび省エネに貢献する冷却ケーブルの展示
- URL: MWC Barcelona 2025

企業の背景

三洋貿易は1947年に設立され、ファインケミカル、インダストリアル・プロダクツ、サステナビリティ、ライフサイエンスの4つの分野で事業を展開してきました。「Quest for Next = よりよい未来を探求する」というスローガンの下、高付加価値な製品とサービスの提供を通じて社会の課題解決に取り組んでいます。
一方、TOTOKUもまた、素材の開発で培った技術を基に、電線、ヒータ製品、ケーブル加工品など多岐にわたる領域で革新を追求しています。

高周波同軸ケーブルがもたらす新たな通信技術の波は、この先どのような変化をもたらすのでしょうか。三洋貿易の挑戦に、引き続き注目が集まることでしょう。