Altius Link Vietnamがベトナムでのキャリアイベントに初出展

Altius Link Vietnamが日系企業と学生の架け橋に

2025年10月、ベトナムのハノイでは、日系企業とベトナムの大学生をつなぐキャリア形成イベント「V.J.C.C PAVILION 2025」が開催されました。このイベントに初めて出展したのが、Altius Link Vietnam Joint Stock Companyです。日本とアジアを中心にアウトソーシングサービスを展開する同社は、今回の場を活用して戦略的なキャリア教育支援を図っています。

「V.J.C.C PAVILION 2025」とは?

このイベントは、日本政府とベトナム政府の協力によって設立されたベトナム日本人材協力センター（VJCC）と、歴史ある貿易大学が主催しています。独立行政法人の国際協力機構（JICA）や日本大使館、在ベトナム日本商工会（JCCI）などの後援を受け、日系企業と学生との架け橋として大きな役割を果たしています。43社の日本企業が参加し、学生への採用情報だけでなく、リーダーシップやビジネススキルの教育の場としても機能しています。

AIと新たな仕事の可能性

Altius Link Vietnamは、「AIと新しい仕事」をテーマにラウンドテーブルディスカッションを実施しました。BPO業界におけるAIの導入が進んでいる中、その変革や必要なスキルについて議論が交わされました。オペレーション部長の草竹氏は、データ分析やAI技術の重要性を強調し、AIと共存するキャリアパスの新たな可能性についても触れました。ディスカッションに参加した学生からは、「AI時代に求められるスキルが具体的に理解できた」といった前向きなフィードバックが寄せられました。

アウトソーシングの理解を深める講義

また、Altius Linkの社長である佐川氏は、「アウトソーシングとは」をテーマに講義を行いました。BPO業界の基礎やベトナム国内の状況、実際の業務内容に関する具体例を紹介し、参加者の興味を引きました。参加した学生たちは多くの質問を持ち込み、プログラムが終わった後も興味を示していました。12月には会社見学の予定もあり、60名以上の学生が参加を希望しています。

現地学生との直接対話

会場内では、採用要項や会社紹介の資料を掲示し、参加者との直接的な対話を通じてキャリア形成を支援しました。このような交流を通じて、現地学生の日本語力を活かしたいというニーズや、BPO業界への関心の高まりが見受けられました。

今後の展望

Altius Link Vietnamは今回のイベントを初めての出展としながらも、2013年以来、日本語を学ぶ学生向けに様々なキャリア教育の機会を提供してきました。これらの取り組みを通じて、現地に根付く人材育成を支援しており、今後もインターンシップの受け入れやキャリア教育プログラムをさらに強化していく計画です。海外拠点を活用したグローバル人材の育成を進めることで、日系企業と現地学生とのコラボレーションを促進していきます。

Altius Link Vietnamの概要

Altius Link Vietnamは、2009年に設立され、ベトナム国内外向けのBPOサービスを提供しています。日本の高品質なサービスを活用し、顧客企業の生産性向上に貢献しています。アフターサポートや調査、さらにはマーケティング支援も行っており、企業の成長を後押ししています。今後の展開にも期待が寄せられています。