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鯉のぼり「泳泳」が現代美術と融合

京都の中心部、烏丸で新たに誕生した「AMATORA SPA KYOTO」で、鯉のぼりブランド「泳泳（エイエイ）」が初めての展示販売を開始しました。この取り組みは、伝統的な日本文化と現代的デザインの融合を目指しており、訪れる方々の五感を刺激します。

アートとビューティーの新しい形

「AMATORA SPA」は、美容サロンとしての機能を持ちつつ、美術作品を楽しむ場としての側面も持っています。お客様はアートやデザイン性の高い商品を実際に手に取り、そのまま購入することもできる特別な体験を提供しています。特に、今回展示されている「泳泳」は、水面からインスピレーションを受けたデザインであり、現代のライフスタイルに見合った鯉のぼりを提案しています。

泳泳とは

「泳泳」は、デザイナー山岡寛泳（ヤマオカ カンエイ）が立ち上げた鯉のぼりブランド。中国の故事「登竜門」を背景に、小児の成長を願う伝統が息づいています。自身も不登校を経験した山岡は、周囲との関わりに悩み続ける中、鯉のぼりからエネルギーを受け取り、立ち直るきっかけを得ました。

彼が手がける鯉のぼりは、今までの製品とは異なり、全長1メートルで、屋内外問わず使用できるサイズのものです。その収納のことも考慮し、A4サイズの収納箱を採用しています。デザインの中には、水面のうねりを表現し、人生の陰陽が融合した独自の世界観が広がっており、職人技が光る「手捺染」の技術も重用しています。

職人技と現代の感性

「泳泳」の染色を手がける西田染工は、京友禅で培った技術を持ち、その高い技術力により、独自の鮮やかな色彩と繊細な模様を創出しています。特に尾ひれの部分には職人ならではの技が生かされていて、見応えのある逸品です。

京都の文化に新たな風を

AMATORA SPAは、その立地柄、国内外の観光客が集まる場所であるため、京都の歴史や文化を発信する重要な役割を果たしています。サロン内部では、アートを身近に感じることができ、同時に高級感のあるヘッドスパ体験を提供。

さらに、node hotelと提携し、「アートコレクターの住まい」をテーマにした宿泊プランも開始します。こちらでは、最高級のアーユルヴェーダスパを体験しながら、現代アートに親しむことができます。

このように、伝統と現代美術が交差する新たな試みとして、AMATORA SPA KYOTOは、鯉のぼり文化を次の世代へと受け継ぐ架け橋となることを目指しています。一度訪れて、京都の文化とアートの魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

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