卒業生データベース構築
2023-09-01 13:00:50
関西学院大学、ビズリーチ・キャンパスとの提携で卒業生データベースを強化
関西学院大学は、学生が自分のキャリアを考える能力を育むための教育に注力しています。特に学生一人ひとりに寄り添ったキャリア支援を行い、フルオンデマンド型の「KGキャリア入門」を新たに開講したことで、学生に質の高いキャリア教育を提供しています。これにより年間5,000名を超える卒業生を輩出し、2022年度の就職率は99.7%、就職先への満足度は98.2%という高い数字を達成しています。しかし、無限に広がるキャリアの選択肢に対して、中長期的なキャリアパスを見据えた就職活動を進める学生も増加しています。そこで重要なのが、卒業生の多様なキャリアパスを知り、学生が自身の進路選択の参考にできる最新の情報を得ることです。
しかしながら、雇用の流動性が高まる現代において、キャリアセンターが卒業生のプロファイルや経歴を継続的に把握するのは容易ではありません。また、学生がOB/OG訪問を希望する際には、各自で卒業生に連絡を取らなければならず、個人情報の管理も課題となっていました。これらの課題を解決するために、関西学院大学は「ビズリーチ・キャンパス」と提携し、卒業生の最新情報を常に更新できる仕組みを導入することになりました。
ビズリーチ・キャンパスは、学生と卒業生がオンラインでOB/OG訪問できる環境を提供するプラットフォームです。登録卒業生は、自分のプロフィールページを通じて、役職や部署の異動、転職などの経歴を随時更新できます。この仕組みは学生にとって便利であり、連絡先を交換しなくても卒業生を検索し、OB/OG訪問を依頼できるため、安心して多様なキャリアに触れることができます。
さらに、キャリアセンターは、OB/OG訪問の履歴や卒業生のデータを分析し、提供する企画や個別面談に活用していく計画です。このように、関西学院大学がビズリーチ・キャンパスとの提携を通じてデータ活用によるキャリア支援を強化することで、高い就職率と学生満足度の維持を目指しています。
関西学院大学のキャリアセンター長である森 隆史氏は、「質の高い就労の実現」を長期的な戦略テーマに掲げ、卒業生とのつながりを深めることで学生のキャリア選択を支援していく意向を表明しています。社会で活躍する卒業生の存在は、学生にとっての大きな資産です。彼らの経験を通じて、学生が自身のキャリアイメージを形成できることが期待されています。
ビズリーチの新卒事業部・事業部長、藤田 拓秀氏も、この提携が学生にとって大変重要な意味を持つと述べています。OB/OGの情報が自ら更新される仕組みにより、連絡の疎通が容易になり、卒業生から最新情報を基にした訪問が可能になります。また、ビズリーチ・キャンパスを通じて、より多くの学生のキャリア状況を把握し、支援に役立てることも視野に入れています。
関西学院大学は、14の学部を有し、幅広い分野の学術研究と教育を行っている総合大学です。「Mastery for Service」をモットーに、学生一人一人のニーズに応えた支援を行い、独自のキャリア教育を展開しています。今後も、ビズリーチ・キャンパスとの提携により、学生が安心して自分のキャリアを考えることができる環境を整えていくでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ビズリーチ
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-15-1渋谷クロスタワー12F
- 電話番号
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