DDS信号発生器の革新
2024-09-25 16:03:19

最新のDDS信号発生器96xxシリーズがもたらす高速波形制御の革新

ハイパフォーマンスDDS信号発生器「96xxシリーズ」



デジタル信号処理技術の進化に伴い、精密な波形生成が求められるようになりました。その中で、スペクトラム・インスツルメンテーション社の最新のDDS(直接デジタル合成)信号発生器シリーズ「96xx」は、業界に新たな風を吹き込んでいます。これらのユニットは、最大50トーンの低位相ノイズ可変周波数トーンを生成する能力を持ち、試験や計測、通信、さらには量子実験に至るまで幅広いアプリケーションで活躍します。

コンパクトなフォームファクタ



この96xxシリーズは、PCIeカード、PXIeモジュール、Ethernet機器として提供される3つのフォームファクタから成り立っています。12種類のモデルがあり、1枚のカードあたり最大4チャンネルの信号を生成可能です。このコンパクトな設計は、ユーザーがシステムをより簡単に統合できるように考慮されています。また、スタンドアロン型Ethernet機器では、2~24チャンネルのオプションが用意され、多様なニーズに対応しています。

高速パラメータ変更機能



96xxシリーズの最も注目すべき特長の一つが、トーンのパラメータを瞬時に変更できることです。全てがプログラム可能となっており、簡単なコマンドで周波数や振幅、位相などをリアルタイムで調整できます。遷移時にジッタやグリッチが発生することも無く、時間分解能は6.4ナノ秒と高精度を誇ります。これにより、ユーザーはさまざまなテスト条件下での迅速な対応が可能となります。

幅広いアプリケーション



このDDS信号発生器は、産業、医療、ネットワーク分析など多岐にわたる分野で使用されています。また、量子実験でのレーザー制御にも活用でき、これによって高速かつ正確なレーザー応用が実現しています。わずか数個のコマンドで、カスタマイズ可能な波形生成を行えるため、より効率的な実験環境が整います。

プログラミングの容易さ



96xxシリーズは、WindowsやLinuxに対応し、C++、Python、C#、JAVA、LabVIEW、MATLAB等のプログラミング言語が利用可能です。また、高レベルのPython APIも提供されており、特にユーザーが簡単にシステムを構築できるよう配慮されています。これにより、専門知識が無くても使いこなすことができるでしょう。

AWG機能への変換



さらに、より複雑な波形を生成したい場合、96xxシリーズはAWG(任意波形発生器)に変換するファームウェアのオプションが用意されています。これにより、全チャンネルで任意の波形を同時に生成することが可能となり、シングルショットやループなど多様な動作モードをサポートしています。

5年間の保証とサポート



この画期的な96xxシリーズDDS信号発生器は、現在入手可能で、5年間の製品保証が付いています。さらに、ソフトウェア及びファームウェアの無料アップデートに加え、ローカルサポートが受けられるため、安心して使用できます。

スペクトラム・インスツルメンテーション社について



1989年に設立されたスペクトラム社は、モジュラー設計を用いて高性能のデジタイザおよび波形発生器を創出しています。世界中のトップブランドや一流の大学で使用されており、その評判は高いです。本社はドイツのハンブルクにあり、高品質な製品とともに、信頼できるカスタマーサポートを提供しています。興味のある方はスペクトラム社公式サイトを訪れてみてください。


画像1

画像2

会社情報

会社名
Spectrum Instrumentation GmbH
住所
Ahrensfelder Weg 13, Grosshansdorf, Germany
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。