インクルーシビティに配慮した第7回日ASEANスマートシティ・ネットワーク会合が開催されます
2023年11月5日、国土交通省からの発表によると、今月10日から11日にかけて香川県高松市で「第7回日ASEANスマートシティ・ネットワーク(ASCN)ハイレベル会合」が開催されることが決まりました。このイベントでは、地域学生の積極的な参加が求められ、インクルーシビティを意識した運営がなされることがマークリとして掲げられています。
ASEANとの協力推進
今回の会合は、ASEAN各国、日本政府の関係省庁および自治体と連携しながら実施される国際的な会議です。本会合は、2019年以来毎年開催されており、日本とASEANとのスマートシティに関する協力関係の構築に寄与してきました。
テーマは「インクルーシビティ」
今年のテーマは「インクルーシビティ」です。すべての参加者が安心して参加できるよう、会議運営自体にもこの考え方を反映させるという試みがなされています。特に、地域の大学生がこの会合に協力し、参加者同士の円滑なコミュニケーションを助けることが期待されています。大学生は聴講だけでなく、日本や地元の魅力を発信する役割も担います。
インクルーシビティに配慮した施策
以下のような取り組みが計画されています。
- - AI技術を利用したリアルタイムでの発言内容の文字起こしサービスが提供され、内容は日本語と英語でスクリーンに掲示されます。
- - レセプションでの食事に関しては、アレルギーやハラル対応を示すピクトグラムが活用され、すべての参加者が安心して参加できる環境が作られます。
- - 会合内には、祈祷室も設置され、宗教上の配慮も考慮されています。
東ティモールの参加呼びかけ
また、ASEAN首脳会議において加盟が決定した東ティモールには、オンラインでの参加を呼びかけています。これにより、より多くの国ぐにの意見と考え方が会議に反映されることが期待されています。
開催概要
この会合の詳細は以下の通りです:
- - 日程:2023年11月10日~11日
- - 会場:かがわ国際会議場、サンポートホール高松
- - 主催:国土交通省(内閣府、総務省、外務省、経済産業省、環境省などの協力を得て)
- - 議長:国土交通省、ASEANからはマレーシアの住宅・地方自治省
- - 参加者:ASCN各国・各都市代表者、ASEAN事務局、国際機関、国内の自治体や企業などが出席予定です。
プログラムの詳細
本体会合では、基調講演やASEAN各国や国際機関、日本企業などのプレゼンテーションが行われます。さらに、エクスカーションや官民交流セッションも計画されています。本体会合はオンラインでも配信される予定ですが、官民交流セッションは実地のみで開催される予定です。
取材対応
報道関係者の取材については、現地での取材の場合は事前に申し込みが必要です。参加登録は11月7日まで受け付けられています。必要事項を記入の上、お申し込みください。
この会合により、日本とASEANのスマートシティにおけるさらなる協力関係が築かれることが期待されています。