妖怪画家 柳生忠平の個展が六本木で開催
香川県・小豆島で妖怪美術館の館長を務める柳生忠平が、六本木のストライプハウス・ギャラリーで個展「柳生忠平妖怪絵圖 百鬼縁怪」を開催します。この個展は、柳生画家が妖怪たちとの特別な関係を表現した作品が多数展示される10周年の集大成です。
個展の概要
- - 会期: 4月2日(水)~11日(金)
- - 時間: 11:00~18:30(最終日は17:30まで)
- - 会場: ストライプハウスビル Dフロア(東京都港区六本木5-10-33)
TEL: 03-3405-8108
個展のテーマは「妖怪たちがつないでくれたご縁」。柳生忠平が創作した新作が多数展示され、展示会期間中は作家が終日在廊予定です。
妖怪画家 柳生忠平のプロフィール
柳生忠平は1998年に宝塚造形芸術大学を卒業。その後、和菓子のパッケージデザインなどに携わった経験を経て、2005年に「絵描鬼宣言」を行い、妖怪をテーマにした創作活動を本格化させました。現在は妖怪造形作品のコンテスト「妖怪造形大賞」の審査委員も務め、2018年には小豆島に世界初の「妖怪美術館」を設立しました。
妖怪との新たな関係
柳生は、「妖怪は自分自身の内面を描くための器だった」と語ります。しかし、彼の妖怪観は変容し、一心に妖怪を描く使命を感じるようになりました。「妖怪を描くことにどんな意味があるのか正直なところ分からない」としつつも、現代の文明社会においてその存在を忘れてはいけないとの思いを強く持ち続けています。
また、妖怪を目の前に感じて欲しいという願いから、日々の生活の中でその気配を感じられるような作品作りを心掛けています。
妖怪美術館について
小豆島の「迷路のまち」には、900体以上の妖怪造形作品が展示されており、館長を務める柳生忠平の活動の拠点となっています。スマホアプリを用いて古民家を巡ることができ、妖怪の起源から現代までの作品を楽しむことができます。「妖怪は世界へ」という理念のもと、国際的にも妖怪の魅力を広めています。
まとめ
柳生忠平の個展は、妖怪に興味がある人だけでなく、アートに関心があるすべての人にとって貴重な体験となるでしょう。独自の視点で描かれた妖怪たちの姿は、観る者に新たな発見をもたらします。この機会にぜひ足を運んで、妖怪の世界とその魅力を体感してください。