サグリ株式会社がCOP30に参加
サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市)は2025年11月、ブラジル・ベレンで開催される「国連気候変動枠組条約 第30回締約国会議(COP30)」において、農業および環境の課題解決に向けた取り組みを発表します。今回の参加は、農林水産省が主催する複数のイベントにおいて行われ、同社は農業分野における温室効果ガス(GHG)削減の重要性を広くアピールする機会としています。
COP30とは
COP30は、気候変動に関する国際的な意思決定の場であり、世界中の政府関係者や企業、研究者、NGOが集まり、連携して問題解決に向けた議論を行います。サグリもこの貴重な機会を活用し、民間企業としての役割を果たすべく取り組みを発信します。実際、サグリは企業有志連合の共同声明に参加し、国際社会に対して農業分野でのGHG削減や脱炭素の努力を訴えることとなります。
参加するセッション
サグリが参加するイベントは、計3つのセッションです。
1.
MIDORI∞INFINITY
- テーマ: 民間企業との連携によるGHG排出削減技術の海外展開
- 開催日時(日本時間): 11月12日(水)3:45〜5:00
2.
農業・食品分野の気候変動資金と技術についての連携
- 開催日時(日本時間): 11月15日(土)3:30〜4:30
3.
MIDORI∞INFINITY
- テーマ: 農業分野の取り組み紹介
- 開催日時(日本時間): 11月18日(火)4:40〜5:55
各セッションでは、サグリがどのようにテクノロジーを活用して農業分野の持続可能性に寄与しているかを掘り下げます。また、バーチャル展示にも参加し、オンライン上でも同社の活動に触れていただける機会を提供します。
サグリの取り組み
サグリ株式会社は、「人類と地球の共存を実現する」というビジョンを持ち、2018年に設立されました。AIを用いた衛星データ解析技術を駆使し、持続可能な農業の実現に向けたさまざまなサービスを展開しています。具体的には、耕作放棄地を検出するアプリ「アクタバ」、作物の種別を特定する「デタバ」、農地の所有者と担い手のマッチングを行う「ニナタバ」、そして農地のカーボントレーサビリティを支援する「SagriVision」など、各種デジタルプロダクトがその一例です。
2023年には、農林水産省および経済産業省からの支援を受けつつ、さらに進化した取り組みを実現しています。また、同年には「ICCサミット KYOTO 2023」においてカタパルト・グランプリで優勝し、経済産業省の「J-Startup」や「J-Startup Impact」にも選出されました。2024年には、大規模な資金調達を予定しており、農業の持続可能性と地球環境問題解決に寄与するためのさらなる進展が期待されます。
まとめ
サグリ株式会社は、国際的な舞台での発信を通じて、温暖化対策や持続可能な農業の重要性を広めています。今後も国内外のパートナーと連携し、テクノロジーを駆使した取り組みを続け、「人類と地球の共存」という長期的なビジョンを実現するための努力を惜しまないでしょう。