東北「宝もの」プロジェクトで山形・置賜の魅力を発信！

東北「宝もの」プロジェクトの概要

東北地方の魅力を再発見する「宝もの」プロジェクトが注目を集めています。JR東日本グループはこのプロジェクトを通じて、地域の住民と協力しながら「目的地づくり」「産業づくり」「くらしづくり」を進め、地域の未来を共に築いていくことを目指しています。

その中でも、やまがたアルカディア観光局が手がける山形県置賜エリア（長井市、南陽市、白鷹町、飯豊町、小国町）での取り組みは特に注目されており、美しい「絶景」をテーマにした観光キャンペーンを展開しています。

水没林を活かした観光資源の活用

置賜エリアの一つである飯豊町には、春の短い期間だけ見ることができる「白川湖の水没林」があります。この神秘的な水没林は、春先の雪解け水によって湖が満水となる季節に、緑のシロヤナギが水面から生えているような幻想的な景色を作り出します。

この景観を活かし、JR東日本は地域の魅力をPRするために「TOHOKU Relax」というブランドを展開しています。白川湖の水没林を取り上げたポスターがJRの主要駅で掲出され、旅行者に向けた観光情報を提供します。

究極の体験を提供するカヌーツアー

さらに、カナディアンカヌー体験を提供する「JRE MALLチケット」も販売される予定です。この限定ツアーでは、美しい白川湖の景色をカヌーから楽しむことができます。販売は3月17日以降に開始され、トレインチャンネルでも水没林のPR動画が流れるなど、視覚的にもアピールします。

地域の魅力を体感する特別旅行商品

「やまがたアルカディア観光局」とJR東日本びゅうツーリズム＆セールスの協業により、特別な旅行商品も用意されています。例えば、カヌー体験を伴う1泊2日のツアーが新たに登場し、春の絶景を求める旅行者を楽しませる予定です。このツアーでは、湖上に広がる幻想的な風景をガイドと共に鑑賞し、感動のひとときを提供します。

水面に映る朱色の絶景

また、田植えの時期にだけ見られる「熊野山夜明けトレック」も企画されています。ここでは、朝日の光が田んぼの水面に反射し、散居集落が朱に染まる神秘的な風景を楽しむことができます。この特別な体験は、地域の美しさを感じる絶好の機会です。

地域情報発信と地場産品の販売

同時に、地域情報を発信するWebサイト「*and trip.」も活用して、置賜エリアの魅力を広めています。また、地域の地場産品をJR東日本のECサイト「JRE MALL」を通じて販売する動きも進行中で、自然の恵みを受けた商品を多くの人々に届ける手助けをしています。

まとめ

「宝もの」プロジェクトは、山形県置賜エリアの自然美や文化を体験し、共有する絶好の機会を提供します。絶景を求める旅行者に向けた新たな魅力が詰まったこの取り組みは、地域の活性化だけでなく、来る人々にとっての特別な思い出作りにもつながっています。自然の美しさと共に、このエリアの文化や歴史を感じながら、特別な旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか？