神奈川県横浜市に新たなコミュニティ拠点がオープン!
横浜市旭区若葉台団地の商店街に、地域再生に向けた「コミュニティ・オフィス&ダイニング春(Haru)」がオープンします。このプロジェクトは、少子高齢化が進む中、団地の活性化を目的とした取り組みです。具体的には、高齢者世代の生きがいの創出や、若年層と子育て世代の新たな流入を目指し、「持続循環型のコミュニティ」の形成が目指されています。
1. 事業の背景と目的
横浜市旭区の若葉台団地は、地域活動が活発でありながら、少子高齢化の進行に伴い様々な課題に直面しています。このような状況の中、神奈川県住宅供給公社は、「元気なシニア世代の生きがいの創出」と「団地内への若年・子育て世代の流入」を目的とした施策に着手しました。
その一環として、中心商店街の活性化を図る「コミュニティ・オフィス&ダイニング」を開設する運びとなりました。昨年12月には運営事業者を公募し、3月末に改修工事が完成、ついに「春(Haru)」のオープンが実現しました。
2. 施設概要
コミュニティオフィス
このオフィスは、神奈川県が推奨する「未病を治すかながわ宣言」に基づき、社会参加を促進する場とします。地域住民との協働を通じて、地域課題へのアプローチや各種情報発信の役割を果たします。強いソーシャルコミュニティビジネスが生まれることを期待されています。
コミュニティダイニング
ここでは、神奈川県の「健康寿命を延ばす」施策に従い、健康を重視したメニューを提供します。地元の自然野菜を使った料理や、定期的な料理教室を開催することで、周囲の地域に健康的なライフスタイルを広めていきます。
環境への配慮
さらに、施設の床材には中井町のメガソーラー事業から得た木材を使用し、資源やエネルギーの地産地消を推進しています。
「春」という名前には、新たなビジネスが芽吹くことを期待する心温まるメッセージが込められています。
3. 今後のスケジュール
- - 4月19日(土):団地内外の住民を対象としたプレオープンイベント
- - 4月21日(月):黒岩県知事による試食会
- - 4月22日(火):施設の本格オープン
4. 参考情報
若葉台団地は、以下の特徴を有しています。
- - 所在:神奈川県横浜市旭区若葉台
- - 交通:JRや相鉄線からのアクセスが便利
- - 自然環境:広大な面積(約90ヘクタール)に、792戸の賃貸住宅と5,186戸の分譲住宅があります。
- - 人口:15,142人(H26.3.1 現在)、高齢化率約36.5%
この新たな取り組みを通じて、地域住民が交流し、活躍の場を見出せるような環境が整っていくことに期待されます。