バラエティ番組で活躍中のタレント・井上咲楽さんが、11月22日に自身初のエッセイ『じんせい手帖』を発売しました。本書では、幼少期から現在までの道のりを振り返り、これまで明かされることのなかった内面や葛藤を率直に語っています。
明るく元気なイメージとは裏腹に、井上さんは内気な子供時代や、高校時代にはいじめにも苦しんだ経験を持つことを告白。芸能界デビュー後も、周囲の期待に応えようと自分を偽り、精神的なバランスを崩していた時期もあったといいます。
しかし、そんな苦難を乗り越え、現在の活躍へと繋がる転機となったのが、トレードマークであった「ゲジゲジ眉毛」を剃ったことでした。眉毛カットを決断した背景や、その後の変化について、率直な思いを綴っています。
本書では、山奥の一軒家への引っ越しや、親友との絶縁、そして「新婚さんいらっしゃい!」のMCとして活躍するまでの道のりなど、井上さんの人生における様々な出来事が克明に描かれています。さらに、親友や先輩である藤井隆さんからのインタビューも収録されており、井上さんの知られざる一面や努力が見えてきます。
巻頭には、井上さんの実家で撮影されたグラビアも掲載。デビュー当時の写真や、高校時代のバイト先の様子なども収録されています。
井上さんは、本書について「今の私が記憶の限りたどったり、言葉にするのが難しいようなめんどくさい感情を、なるべくそのまま心の中から取り出し、“手帖”に書き残すように綴ってある本です。」とコメント。飾らない言葉で、等身大の自分をさらけ出した一冊となっています。