新たなデジタル観光ガイドの登場
2025年3月31日、阪急交通社とナビタイムジャパンが共同で運営する「NICHER TRAVEL」が、地域の特性を活かしたデジタル観光ガイド「TOWNGUIDE By NICHER TRAVEL」をスタートします。これは、地域の独自性を掘り下げてテーマに基づいた観光ガイドを発信し、地域の活性化を目指す貴重なサービスとなります。
「NICHER TRAVEL」とは
「NICHER TRAVEL」は、阪急交通社とナビタイムジャパンのコラボレーションにより誕生しました。このプラットフォームは、両社の強みを活かしてニッチな旅行ニーズに応えることを目的としています。2022年6月から始まったこのプロジェクトは、既に数々の個性的なパッケージツアーを企画・販売し、多くの旅行者に支持されています。
その中で、特に好評を博しているのが、テーマを設定した独自の旅行体験を提供するパッケージツアーです。しかし、設定日以外でも同様の体験を求める声が多く寄せられたことから、新たにデジタル観光ガイドを立ち上げる運びとなったのです。
「TOWNGUIDE By NICHER TRAVEL」の特徴
「TOWNGUIDE By NICHER TRAVEL」は、地図情報と連携して地域の魅力を発信し、旅行者が特定のテーマに沿った観光情報を軽快に閲覧できるWebサイトを提供します。このデジタルガイドでは、観光スポットや魅力的な店舗、地域の人々と出会うことができる場所を、まるで雑誌をめくるような感覚で楽しむことができます。
また、QRコードを使った配布や、液晶サイネージを通じての情報配信も可能で、広範なネットワークを生かした活用が期待されています。さらに、ナビタイムジャパンの経路検索技術を活用することにより、ユーザーは目的地までの道のりを簡単に確認できます。もちろん、日本語だけでなく英語にも対応しています。
地域の発信と支援
このデジタル観光ガイドは、自治体や観光協会、DMOなどと連携し、地域の旅行者受け入れや観光施策に役立つツールとして利用される見込みです。すでに、兵庫県の豊岡市、三重県の松阪市、広島県の福山市、鹿児島県の屋久島町など、過去の「NICHER TRAVEL」のツアーを実施した地域での導入が決まっています。
地域との交流を深める
今後は、「TOWNGUIDE By NICHER TRAVEL」を活用し、地域の人々との交流を促進する施策や特典を考案する予定です。旅行者の満足度向上を図り、再訪の意欲を高めるために、地域ならではの体験を提供することが今後の課題です。
最終的に、阪急交通社とナビタイムジャパンは、旅を通じて地域の活性化と人々の交流に貢献する姿勢を貫きつつ、さらに多くの地域の魅力を発信していくことを目指しています。
この記事を通じて、単なる観光地訪問に留まらない新たな旅の形を、多くの方々にご紹介できることを期待しています。