TARGETJAMMが与路島に新たなビジターセンターを開設
株式会社TARGETJAMM(本社:福井県三方郡美浜町、代表取締役社長:ジュリアン・ジーリ)は、離島活性化事業の一環として、与路島にビジターセンター「Ole Ole」を開設することを発表しました。この取り組みは、地域創生事業を行う株式会社TARGETとの資本提携に基づき、親会社である株式会社GETTIからの第三者割当増資を受けて実施されます。
離島活性化に資金を投入
TARGETJAMMは、調達した資金を利用して、奄美大島最南端の与路島の活性化に注力します。与路島は、人口54名、面積もわずか10平方キロメートルと小さな有人離島ですが、その豊かな歴史と自然環境を生かした観光地としてのポテンシャルを秘めています。
既に、TARGETJAMMは富裕層向けの一軒宿「CJCASAaoao」や、奄美大島リピーター向けの古民家宿「National Park Style Cominca」を運営しています。これらの宿泊施設は、コロナ禍の影響から一時営業自粛しているものの、ビジターセンター「Ole Ole」の開設により、新たな観光促進=ビジター誘致を計画しています。
与路島ビジターセンター「Ole Ole」の概要
ビジターセンター「Ole Ole」は、与路島の方言で「いらっしゃい」を意味し、地域の観光拠点としての役割を果たします。古民家を改装し、カフェ、ツアーデスク、名産品ショップなどの機能を併せ持つこの施設は、2025年7月に開設予定です。敷地面積は1008.26㎡(305.53坪)で、集落の約70%を珊瑚石垣に囲まれた歴史ある景観を大切にしながら、現代的な観光施設を提供します。
また、与路島には飲食店がなく、訪れる観光客が困っていましたが、「Ole Ole」のオープンにより、島内で済ませられる飲食オプションが提供されることになります。
自然資源を活かした地域振興
与路島は、年に一度の一夜花で知られるサガリバナや、多くの歴史を有しています。特に、鎌倉時代の遺物や外国との交流の跡が見られる貴重な地でもあります。TARGETJAMMは、これらの文化的資産を活かし、観光プログラムやアクティビティを開発していく計画です。特に、与路島の自然や歴史を体験するツアーを通じて、訪れる人々に独自の文化を伝えることを目指しています。
今後の展望
TARGETJAMMは、離島活性化事業をモデルケースに、名産品の開発や宿泊施設の充実、ツアーデスクなどの設置を進め、さらにeコマースを利用した名産品の販促など、地域の自立した経済循環を構築していく方針です。これにより、与路島だけでなく、他の離島にも展開できる持続可能な観光モデルを実現します。
成功を収めた際には、与路島を訪れる観光客が増加し、地域経済が活性化することが期待されています。
株式会社TARGETJAMMは今後も地域の魅力を発信し、持続可能な観光業の発展に貢献していくでしょう。