茨城県鹿嶋市が再エネ電力調達を支援！エナーバンクとの連携協定締結で脱炭素化へ

茨城県鹿嶋市、再エネ電力調達を支援！エナーバンクとの連携協定締結で脱炭素化へ

茨城県鹿嶋市は、株式会社エナーバンクと再生可能エネルギー電力の効率的な調達に関する連携協定を締結しました。この協定により、鹿嶋市は同社の電力リバースオークションサービス「エネオク」を活用し、市公共施設への再生可能エネルギー電力導入を促進していきます。

近年、電力価格の高騰が深刻化し、鹿嶋市では電気料金の複雑化と電力調達業務の難易度向上に課題を感じていました。また、市が策定した「鹿嶋市地球温暖化対策実行計画」では、令和12年度までに温室効果ガス排出量を平成25年度比でマイナス50%とする目標を掲げており、更なる対策が必要とされていました。

こうした状況を受け、鹿嶋市はエナーバンクの「エネオク」を活用することで、市公共施設の最適な電力プランを選定し、電気料金の低減化と再生可能エネルギー電力の導入による温室効果ガス排出量の削減を目指します。

エネオクとは？

「エネオク」は、電気を調達したい需要家と電気を供給したい電気小売事業者をマッチングする利用料無料のプラットフォームサービスです。

リバースオークション形式を採用することで、電力価格の抑制を実現し、複雑化する電気料金プランの条件を公平に比較できます。そのため、需要家にとってメリットが大きいだけでなく、提案する電力会社にとっても販管費を抑制しつつ提案機会を獲得できるなど、マーケティング的側面でもメリットがあります。

地方自治体におけるエネオクの展開

エナーバンクは、官公庁や全国自治体での採用実績があり、予算措置不要で仕様書作成や予算算定の支援が可能です。電力調達業務の負担軽減や電力価格抑制の実績が評価され、茨城県内の自治体では初めて鹿嶋市で採用されました。

脱炭素化への取り組みが加速する一方で、コスト面で課題を抱える自治体は少なくありません。エネオクは、自治体の事務コストを削減しながら、ゼロカーボン化と電気料金削減を実現する取り組みとして注目されています。