日本美術の魅力を引き出す一冊
日本美術への関心が高まる中、株式会社産業編集センターから発売された『学芸員が教える 日本美術が楽しくなる話』が、早くも重版されることとなりました。この書籍は、学芸員の視点から日本美術をより楽しく学べる内容になっており、新たに美術に挑戦しようとする人々にぴったりの一冊です。
注目が集まる日本美術の 現在
2025年に開催予定の大阪・関西万博に向け、各地で「国宝」や日本美術をテーマにした展覧会が進行中です。これに加え、NHKの大河ドラマ「べらぼう」では江戸時代を彩った人気絵師たちが登場し話題になっています。これらの影響で、日本美術への注目が一層高まっています。美術の理解を深める一歩として、多くの人々が手に取っているのが本書です。
日本美術の基礎を知る
この書籍では、日本美術の基本的な知識や見どころをわかりやすく解説しています。例えば、「日本美術とはどのようなものか?」という問いには、金ぴかの屏風や重量感のある仏像を通じて概念の説明がなされ、実用と芸術の融合が指摘されています。
また、歴史的な背景から「鳥獣人物戯画」といった作品の謎に至るまで、幅広いテーマが取り上げられています。特に刀剣鑑賞のコツがたった3つにまとめられていることで、初めての人にも楽しみやすい内容です。
美術館情報も充実
本書には、現役の学芸員が選び抜いた日本美術が楽しめる美術館情報も含まれており、訪れてみたいところを見つけやすいです。日本各地に点在する美術館を巡ることで、実際に目で見て感じる日本美術の豊かさを実感できるでしょう。
重版の経緯と前作の人気
『学芸員が教える 日本美術が楽しくなる話』の重版は、前作『学芸員しか知らない 美術館が楽しくなる話』の好評に続くものです。この前作も、美術館の裏側や学芸員の仕事について軽やかに語り、読者を楽しませる一冊です。両書を合わせて読むことで、より深い美術館体験が得られることでしょう。
書籍概要
- - 書名:『学芸員が教える 日本美術が楽しくなる話』
- - 著者:ちいさな美術館の学芸員
- - 発行日:2025年5月22日
- - ページ数:256ページ
- - 定価:1,800円(税別)
- - 詳細リンク:公式サイト | Amazon | 楽天ブックス
著者について
著者の「ちいさな美術館の学芸員」は、東京都に生まれ、都内の美術館で学芸員として活動中です。大学でも教えながら、noteにて美術館に関するコラムを定期的に更新しており、すでに300本以上の投稿があります。新たな知識を得るだけでなく、受け手の心に響く内容をお届けすることに情熱を注いでいます。
この書籍を通じて、日本美術に親しみ、新たな発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。美術館への訪問が、きっと待ち遠しいものになること間違いありません。