APRESIA Systems、新たなハイブリッドワーク支援「KOKOMO」にデータ消去機能追加

APRESIA Systemsによる新たなデータ保護ソリューションの導入

APRESIA Systems株式会社は、2024年9月1日から、同社のハイブリッドワーク・アプライアンス「KOKOMO」に、情報漏洩対策として「TRUST DELETE prime」を搭載することを発表しました。このサービスは、ユーザーがリモートでデータ消去を行うためのオプションとして提供され、働き方の多様化に対応する新たなフィーチャーを加えることになります。

KOKOMOの機能と背景

「KOKOMO」は、従業員に仮想的なSIMカードを配布し、5G技術を活用したコアサーバーによって、様々な勤務地からアクセスすることが可能です。このシステムは、さまざまな働く環境を制御することができ、2023年6月にリリースされた後、全国の自治体や企業から注目を集めました。パートナーシップを結んだワンビ株式会社が提供する「TRUST DELETE prime」は、コンピュータの盗難・紛失に伴うリスクを軽減するための強力な機能を持ち合わせています。

新しい働き方が広がる中で、企業のIT部門からは、不測の事態が発生した際に、データ消去や紛失端末の特定を求める声が上がっていました。その期待に応える形で、APRESIA Systemsとワンビが手を組み、より安全なリモートワーク環境を提供することになったのです。

TRUST DELETE primeの特徴

「TRUST DELETE prime」は、遠隔地から強力なロックとデータ消去のコマンドを発信することが可能なセキュリティ製品です。データ消去方法にはフルワイプ方式を採用しており、OS領域を含む全データを復元不可能な状態に消去することができます。この技術により、万が一のデバイス盗難や紛失に際しても、個人情報漏洩のリスクを大幅に低減できるため、企業の安全を確保します。

さまざまなニーズに応える価格体系

APRESIA Systemsは、ユーザーの規模に応じた複数のライセンス形態を用意しており、以下のような価格設定になっています。

- KKM-OP-RW-CS10-LIC: 194,400円（10同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS25-LIC: 409,200円（25同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS50-LIC: 717,600円（50同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS100-LIC: 1,305,600円（100同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS250-LIC: 2,916,000円（250同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS500-LIC: 4,212,000円（500同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS1000-LIC: 6,480,000円（1000同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS2500-LIC: 15,552,000円（2500同時接続ライセンス）
- KKM-OP-RW-CS5000-LIC: 19,872,000円（5000同時接続ライセンス）

これに加えて、利用には本体やソフトウェアライセンスの購入が必要です。

今後の展望

「KOKOMO」と「TRUST DELETE prime」の組み合わせによって、APRESIA Systemsは国内のユーザーにとって理想的なソリューションを提供し、安心して働く環境を整えることができます。今後も、働き方の多様化に応じた商品展開やサービスの強化を進め、顧客のニーズに応えていくことでしょう。これにより、企業の情報漏洩対策がさらに進展することが期待されます。