新たな不登校支援の居場所「ゆらり庵」
京都市の円町近くに、11月7日(火)、新たな不登校の居場所である「おだやかにわたしらしくいられる場所ゆらり庵」がオープンします。
このフリースクールは、2021年に設立された非営利団体「Reframe」が運営しており、その理念は不登校や発達障害に悩む子どもたちを支援することです。代表を務める朝倉美保さんは、14年前から家庭教師として活動を開始し、7年前から学習塾も運営しています。最近のコロナ禍を受けて、不登校の児童生徒数や自殺者数が急増したことを考慮し、初号店「わたしらしくいられる場所くらら庵」を開所しました。これに続いて新たな居場所の設立が決まりました。
フリースクールの特徴
「ゆらり庵」では、最大8名までの小規模な授業を提供し、様々なカリキュラムを通じて子どもたちに安心して過ごせる空間を提供します。授業は毎日開かれ、1カリキュラムは2時間制で料金は2000円。お得な回数券も用意されています。特に、週1回の「対話のじかん」では、子どもたちのアイデアや意見を取り入れ、授業内容を柔軟に変化させる仕組みとなっています。
さらに、運動や料理、アートなど多様なアクティビティが用意されており、学び合いの場としても機能しています。外部講師を招いたり、子どもたちが先生役を務めることもあり、主体的な学びを促進します。毎週木曜日には屋外活動の日が設けられ、植物園や博物館、アウトドアなどの体験を通じて新たな発見ができる機会も用意されています。
見学相談会の開催
オープンを前に、11月5日(日)には見学相談会を実施します。この機会に親子で「ゆらり庵」を訪れ、環境を実際に体験してもらいます。これは事前予約制で、4組までの参加が可能です。予約時には、LINEを通じての簡単な手続きで行えます。
代表の思い
朝倉さんは、「学校に行かない子どもたちは年々増加している」と語ります。「心が傷ついた子どもたちには、安心できる場所を提供し、遊びを通じて自尊心を育むことが重要です。私たちはその手助けをしたい」と述べています。「ゆらり庵」は、こうした思いから設立され、今後は多様な子どもたち、そして悩みを抱える保護者を支援していくことを目指しています。
組織の背景
「Reframe」は、朝倉さんと副代表の美濃羽真由美さんが設立した非営利団体であり、子ども向けの居場所だけでなく、地域交流や不登校の親の会など様々な活動を行っています。今後の活動に大いに期待が寄せられています。
基本情報
- - 店舗名: おだやかにわたしらしくいられる場所ゆらり庵
- - 住所: 〒604-8485 京都府京都市中京区西ノ京平町26番地
- - 電話番号: 070-8533-5941
- - アクセス: JR嵯峨野線円町駅、市バス西ノ京円町から徒歩5分
- - 営業時間: 10:00~18:00(定休日:土日祝日)
- - 公式Instagram: yurarian.reframe