開志専門職大学、企業と協力し新商品を開発
新潟県新潟市に位置する開志専門職大学が、地域の企業とのコラボレーションを通じて新たな商品開発に挑戦しました。この大学の事業創造学部では、実践的な学びを重視し、学生たちが企業のニーズに応じた商品企画を制作する取り組みを行っています。2024年7月30日には「商品開発実習」の一環として、6社の協力を得て、学生たちが考えた新商品企画案のプレゼンテーションが開催されました。
企画から商品化へ
出席した企業の担当者は、学生のプレゼンテーションを基に、提案された39案の中から15案を厳選しました。評価のポイントは、商品が市場で売れるか、製造が可能か、そして企画としての新しさや面白さです。このプロセスを通じて、学生たちは理論だけではなく、実際の市場におけるニーズを捉える力を養っています。
採用された企画案には、多彩なアイデアが揃いました。例としては、新潟かがやき農業協同組合のルレクチェパイや、鈴木コーヒーのゆきむろカフェかすてらなどがあります。これらのプロジェクトは、実際の商品化に向けて動き出すことが期待されています。
学びの場としての開志専門職大学
この大学は、学生が商品企画を考えるだけでなく、その企画が実際に市場に出るまでの一連のプロセスを体験しながら学びます。このように、大学と企業が密接に連携することで、実践的な教育の場を提供しているのが特色です。事業創造学部では、ビジネスの実務者として成長するための様々なプログラムを実施し、学生たちの能力を育成しています。
地域社会への貢献
開志専門職大学の取り組みは、地域企業だけでなく、新潟の産業全体にとっても大きな意義を持っています。新潟の特産物を活かした商品開発や、地域の伝統を提案する企画など、地域活性化に向けた具体的なアクションを通じて、大学が地域の一員としての役割を果たしています。
今後の展望
開志専門職大学の学生たちは、採用された企画案を元に、今後の商品化プロジェクトに参加することになります。これにより、学生たちは自らのアイデアが形になる瞬間を経験し、学びを深めることが期待されています。これからの展開が楽しみであり、新潟県内の企業と連携した新しい商品が誕生することが待たれています。
最後に
開志専門職大学は、地域の企業と共に成長し続けることを目指しています。大学生が考案した商品が、地域の資源を活かしながら実際に商品化され、多くの人々に愛される日が来ることでしょう。