琳派400年を祝う音楽とアートの饗宴！平沼有梨が贈る特別公演

平沼有梨による特別公演、琳派400年祭を彩る

2023年12月22日、東京の銀座ヤマハホールにて、「平沼有梨 RIMPA CANTATA! feat.古澤巌〜耳で観る音琳派〜」が開催されます。この公演は、琳派発祥の地である京都・鷹峯の本阿弥光悦による芸術村の設立から400年を祝うイベントの一環として行われます。

琳派とは、光悦から始まり、俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、神坂雪佳と、脈々と受け継がれてきた日本の伝統的な美術様式です。平沼有梨は、幼少期からこの琳派に親しんできた京都出身のアーティストであり、今回はその経験を生かし、琳派の魅力を音楽で表現しようとしています。彼女が音楽に込めた思いは、琳派の奔放で大胆、独創的なスタイルを、単なる視覚的なものにとどまらず、聴覚的にも楽しんでもらいたいという欲求から来ています。

今年の琳派をテーマにしたイベントでは、名作の展示やプロジェクションマッピングに加え、著名なアニメキャラクターとのコラボレーションイベントも行われます。手塚治虫の「鉄腕アトム」や初音ミク、ハローキティなどが琳派と絡むことで、伝統と現代文化の融合が楽しめます。

公演内容は、”琳派と音楽”をテーマとし、伝統的な和楽器奏者たちによる演奏の他、オリジナル曲や特異な選曲が予定されています。建仁寺に所蔵される「風神雷神図」に触発された「風神と雷神」や、バッハのカンタータをプログレ・ロックにアレンジした楽曲、さらには本阿弥光悦の名作にインスパイアを受けたタンゴなど、多様なジャンルの音楽が楽しめます。そこには、平沼有梨の音楽的素養が色濃く表れています。

昨年に続き、協演者には世界的に称賛されるヴァイオリニストの古澤巌をはじめ、チェロの向井航、パーカッションの萱谷亮一が出演します。彼らとのコラボレーションによって、ジャンルを超えた新たなサウンドが生まれることでしょう。観客の皆さんには、琳派をテーマにした特別な衣装や、当日限定のグッズ販売も楽しんでいただけます。