SDGs推進の新たな一歩、オーガニックコスメ原料の販売拡大へ
新型コロナウイルス感染症の影響により、私たちのライフスタイルや価値観は変わりつつあります。その中で、持続可能な開発目標(SDGs)に対する関心も高まっており、特に化粧品業界における取り組みが注目されています。この流れに乗る形で、名古屋市に本社を置く株式会社ラプランが、その販売するオーガニック原料のラインナップを120種類以上に拡大しました。
化粧品業界とSDGsの関わり
化粧品メーカーは近年、SDGsに対する対応を強化しています。特に2019年には、多くの企業が新たな取り組みを発表し、化粧品業界は「SDGs元年」と言える状況に入りました。そして、コロナ禍の影響で、SDGsへの取り組みはさらに加速しています。
COSMOSオーガニックコスメの魅力
オーガニックコスメは、自然派・オーガニック化粧品の需要が増加しており、その市場は化粧品全体よりも高い伸びを見せています。しかし、日本国内ではオーガニックコスメに有効な統一基準が存在しないため、消費者の判断が難しい状況が続いていました。そこで2014年、国際統一基準であるCOSMOS-standardが設立され、以降100品目近くが認証を受け、販売されています。COSMOS認証を受けた製品は、主に有機栽培の植物由来で、動物実験や遺伝子組み換え原料の使用が禁じられているため、SDGsとの親和性が非常に高い特徴があります。
COSMOS認証の現状
2020年時点でのCOSMOS認証製品の状況を見てみると、最終製品についてはオーガニックが14,083品目、ナチュラルが3,893品目、原料に関してはオーガニックが8,167品目、ナチュラルが6,311品目となっており、世界的に見ても多くの製品が認証を受けていることがわかります。日本は若干遅れをとっていますが、SDGsへの関心の高まりとともに、今後は国内市場も拡大すると予想されています。
中小企業への配慮
SDGsは大手企業だけでなく、中小企業や個人事業主にも求められる取り組みです。しかし、ノウハウやコスト面で苦労している企業が多いのが現状です。これに対処すべく、ラプランはCOSMOS認証原料を最小量1kgから提供し、中小企業やエステサロンでも扱いやすくしています。これにより、全ての企業がSDGsの実現に向けた一歩を踏み出せる機会が創出されています。
特徴的なオーガニック原料
ラプランのオーガニック原料には、アルガンオイルやホホバオイル、ザクロオイル、シアバターなど、多彩な種類が揃っており、国内市場におけるオーガニック原料専門の企業としての地位を確立しています。これらの原料は、美容のみならず、環境保護や持続可能な発展を考慮した選択肢としても重要視されています。
会社情報
- - 法人名:株式会社ラプラン
- - 代表者:高柳昌博
- - 所在地:名古屋市天白区大坪二丁目1802
- - 設立:2009年4月1日
- - 資本金:1,000万円
- - 主な事業内容:オーガニック原料の輸入販売、化粧品や原料の企画開発・製造販売、および農場の運営
このように、オーガニックコスメ市場は今後も成長が期待されており、中小企業にとっても新たなビジネスチャンスとなることでしょう。私たち consumers も、そんな商品の選択を通じてSDGsに貢献することができるのです。