熊本市とアストラゼネカ
2025-06-24 17:21:37

アストラゼネカと熊本市、生活習慣病対策で協力を開始

アストラゼネカと熊本市が手を結び、生活習慣病対策を強化


アストラゼネカ株式会社は熊本市と「生活習慣病(NCDs)対策の推進等に関する連携協定」を締結しました。この協定は、熊本市が目指す「全ての市民が健康でいきいきと暮らせる地域社会の実現」に向けて、生活習慣病の予防、早期発見、早期治療を推進することを目的としています。
全国的に、脳血管疾患や心不全、がん、腎不全などのNCDsが死因の上位を占めており、日本でも生活習慣病の対策が急務です。熊本市は、過去に新規人工透析導入者数の割合が全国平均を上回っており、地域の医療機関と連携して発病予防に取り組んできました。この取得した経験を基に、熊本市は新規透析患者数を全国平均に引き寄せる目標を掲げています。
近年、メタボリックシンドロームや糖尿病が原因となる慢性腎臓病(CKD)が増加しています。CKDは様々な要因によって引き起こされ、放置することで他の深刻な病気を引き起こす可能性もあります。また、COPD(慢性閉塞性肺疾患)についても、単なる呼吸器の問題ではなく心血管疾患にまで影響を及ぼすことが知られています。
厚生労働大臣が定めた「健康日本21(第三次)」では、2023年までにCOPDによる死亡を10万人あたり10人以下に減少させる目標も設定されています。これに伴い、アストラゼネカと熊本市は連携を強化し、地域の健康課題に対する啓発活動を進めていく方針です。
熊本市の市長、大西氏は、「健康づくりの推進」を掲げた中で、アストラゼネカとの連携が市にとって大きな後ろ盾であると述べ、知識の普及を通じて市民の健康寿命を延ばすための努力が大切であると強調しました。
アストラゼネカの堀井社長も、同社が関わる領域が熊本市の医療課題に合致していることから、協力の意義を示しました。NCDsの予防や早期診断は、健康寿命の延伸に不可欠な要素であることを強調し、様々なステークホルダーとの協力による新たな健康施策の推進に貢献する考えを示しました。
生活習慣病の課題は、個人の健康だけでなく、地域社会全体の健康状態にも影響を与えます。アストラゼネカと熊本市が手を組むことで、健康意識の向上と、より健康で安心して暮らせる地域社会の実現が期待されます。
今後、両者の取り組みが地域の健康課題を解決する活力となることを願っています。


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会社情報

会社名
アストラゼネカ株式会社
住所
大阪府大阪市北区大深町3番1号グランフロント大阪タワーB
電話番号
06-4802-3600

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