海洋散骨アドバイザー
2017-08-23 07:35:17
海洋散骨の専門家育成へ。アドバイザー検定が開始
近年、故人を海へ散骨することを希望する人々が増加しています。その背景には、海洋散骨がより身近な選択肢として認知され、さらに多様化してきたことがあります。このような中、一般社団法人日本海洋散骨協会は、海洋散骨に関する専門家を育成するための「海洋散骨アドバイザー検定」を新たに開始しました。
海洋散骨の増加とその背景
近年、海洋散骨のニーズは高まっており、全国各地で行われるようになりました。しかし、散骨を巡っては適切な手続きやマナー、法的な側面についての理解が求められています。散骨を希望する家族や遺族が安心して行えるよう、専門的な知識を持ったアドバイザーが必要とされているのです。
特に日本では、海洋散骨を行うための特別な届け出や許可が不要であるため、自己判断で散骨を行うケースが多く見られています。これに伴い、環境保護や安全の観点からも問題が指摘されており、正しい手続きと知識が欠かせません。
アドバイザー検定の詳細
新たに開始される海洋散骨アドバイザー検定では、海洋散骨に関する包括的な知識を身につけることが目指されています。この検定では、法律、供養、船舶などの分野にわたる専門家が、海洋散骨に関するガイドラインに基づいた講義を行います。また、実際に散骨を経験した遺族の体験談も聞ける機会が設けられています。
初年度には、東京、大阪、福岡で検定が開催されます。具体的には、初回が10月14日(土)に東京、中小企業会館で、次回は12月9日(土)に大阪、ドーンセンターで、そして1月13日(土)には福岡で開催される予定です。
アドバイザー資格取得のメリット
アドバイザーとしての資格を取得することで、以下のメリットが得られます:
1. 海洋散骨に関する専門的なアドバイスが可能になる。
2. 日本海洋散骨協会に加入した事業者による散骨施行の依頼ができる。
3. 協会のロゴを名刺やウェブサイトに使用でき、専門性をアピール可能。
日本海洋散骨協会について
日本海洋散骨協会は、2012年に設立され、2014年に一般社団法人として法人格を得ました。全国の海で実施される海洋散骨業者のための業界団体として、安心・安全な散骨を提供するためのガイドラインを定めています。
この協会では、海洋散骨を健全に普及させることを目的に活動しており、その取り組みにより、消費者が安心して海洋散骨を選べる環境を整えています。
海洋散骨という新たな葬送の形に関心が高まる中、今後専門家育成の重要性はますます増していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本海洋散骨協会
- 住所
- 東京都江東区住吉2-2-4
- 電話番号
-
03-6659-6539