香水の世界史
2025-05-27 16:21:46

香水の魅力を歴史とともに深く探る新書『香水の世界史』発売決定

深い香りの歴史を知ることができる『香水の世界史』



2025年6月にグラフィック社から発刊予定の『香水の世界史 聖なる香り5000年の物語』は、香水の根源的な魅力を歴史と共に探求する新しい書籍です。この本は、紀元前3000年に遡る香水の起源から始まり、さまざまな文明の中での香料の役割、そして近代の香水の発展に至るまで、長大な時間軸の中で香水がどのように進化してきたのかを詳述しています。

香水の起源と古代文明の香料の役割



香水の歴史は、古代文明にまでさかのぼります。特に、古代エジプトやメソポタミアにおける香料は、神への供物や日常生活において重要な役割を果たしていました。これらの香料は、当時の人々にとって神聖でありながらも、美容や社交の一環としても活用されていたのです。また、古代の人々が使用した香料は、厳選された植物から抽出され、その独自の香りによって人々を惹きつけました。

中世から近代への変遷



歴史はさらに流れ、中世末期に香水は衛生のための必需品となります。この時代、人々は入浴を避ける傾向にあり、体臭を隠すために香水が重要視されました。やがて14世紀以降、エチルアルコールの発見が香水の生産を一変させ、その技術革新により香水の商業化が進みました。19世紀には、合成香料の導入により、多くの人々に手の届く商品となり、香水の大量生産が可能になったのです。

歴史的名香の誕生



本書では、香水の歴史を彩る数々の名香の誕生秘話も紹介されています。シャネルの「N°5」、ゲランの「シャリマー」、そしてランコムの「トレゾァ」など、名だたる香水の背景にあるストーリーが綴られており、香水の背後にある文化や技術の発展を知る手助けになります。

著者について



本書の著者、エリザベット・ド・フェドーは香水史の専門家で、1830年から1945年にかけての香水産業について深い研究をしています。彼女は香水に関する多くのプロジェクトに携わり、文化財の保存や香水の魅力を広める活動を行ってきました。

翻訳を担当するのは、ダコスタ吉村花子氏。彼女はフランス文学科を卒業後、歴史学のDEAを修了し、18世紀フランスに関する専門家です。

まとめ



『香水の世界史』は、香水の歴史を知り、その魅力を一層深めたい人々にとって、必携の一冊となるでしょう。美しいイラストや詳細な逸話を通じて、香水が持つ文化的な重要性を再認識させてくれる本書に注目です。発売日は2025年6月、定価は2,530円(税込)です。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。

【書籍情報】
書名:香水の世界史 聖なる香り5000年の物語
著者:エリザベット・ド・フェドー
翻訳:ダコスタ吉村花子
発売日:2025年6月
仕様:B5変並製総160頁
定価:2,530円(10%税込)
ISBN:978-4-7661-3973-0


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会社情報

会社名
株式会社グラフィック社
住所
東京都千代田区九段北1-14-17
電話番号
03-3263-4318

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