玉名市の魅力をデジタルで再現する「たまなメタバース」
最近、多くの人々が注目しているメタバースの世界に、熊本県玉名市が登場しました。株式会社フォーラムエイトが手がける「たまなメタバース」は、玉名市をリアルに再現したデジタル空間で、観光名所やイベントを仮想体験できる新しいプラットフォームです。これにより、玉名市の魅力が全国の人々に広がることが期待されています。
デジタルツインと地域振興
玉名市は、国土交通省の「PLATEAU」プロジェクトを活用し、3D都市モデルを基にしたソリューション開発に取り組んできました。2022年にはリアルタイムシミュレーションソフト「UC-win/Road」を導入し、デジタルツインを用いた災害シミュレーションを行ってきました。そして今回、新たにリリースされた「たまなメタバース」は、さらなる地域振興の手段として発展することが期待されます。
体験型コンテンツが満載
メタバースの第1弾のコンテンツとして、玉名市の観光名所やイベントが数多く再現されています。たとえば、
高瀬裏川水際緑地では、美しい花しょうぶの景観を360度で楽しめ、花摘み娘や夜間ライトアップのシーンも表現されています。利用者は、メタバース内でゆるキャラと会話したり、クイズに挑戦したりすることもできます。
また、
菊池川河川敷では、実際に10月に行われた花火大会をドローン撮影した360度動画が掲載されています。このエリアでは、河川敷における様々な特産品が表示され、ECサイトやふるさと納税サイトへのリンクも用意されています。
江戸時代の雰囲気を体験
高瀬船着場では、江戸時代の米俵運搬の様子を味わえるコンテンツも展開中。利用者は、米俵を転がしながら平田船への積み込みを体験することができ、自分の目で江戸時代の風景を感じることができます。これは玉名市の歴史を学ぶ良い機会ともなっています。
今後の予定 - NFT機能の導入
さらに、今後はGPS位置情報を活用した「玉名かるたNFT」の導入も計画されています。これは、メタバース内で玉名市の特産品を見つけたり、ゆるキャラのクイズに答えることで獲得できるもので、地域の魅力をさらに引き出す仕組みとなっています。将来的には、ウォレットを活用してさまざまなサービスを提供することも視野に入れています。
まとめ
以上のように、「たまなメタバース」は玉名市の観光や文化をデジタルの力で広める新たな試みです。すでに実施されているコンテンツに加え、今後も多くの機能が追加される予定です。観光振興や地域活性化に寄与するこのプロジェクトに注目です。
詳しくは、
たまなメタバースの公式サイトや
フォーラムエイトのページを訪れてみてください。