発酵文化の魅力を探る「木桶による発酵文化サミット」開催

発酵文化の祭典、「木桶による発酵文化サミット」が始まる

発酵文化が注目を集める中、阪神梅田本店の1階、食祭テラスにて「第4回木桶による発酵文化サミット」が開催されます。イベントの期間は5月14日から19日まで。国内外から約100人もの作り手が一堂に会し、木桶がもたらす味の奥深さと、それにまつわるストーリーを楽しむことができます。

木桶職人復活プロジェクトの重要性

このイベントの中心にあるのは『木桶職人復活プロジェクト』。2012年に始まったこのプロジェクトは、木桶文化を未来に繋げるために展開されています。現在では60以上のメーカーが参加し、全国各地で新たな木桶が誕生しています。この取り組みは、日本国内にとどまらず、国際的な関心も集めており、2025年には小豆島で600人もの参加者が新しい木桶を作る予定です。

参加作り手の紹介

プロジェクトを立ち上げた「ヤマロク醤油」の山本康夫さんは、香川県小豆島で生まれ育ち、家業を継いで以来、木桶文化を守り続けています。彼の熱意によって、多くの人々が木桶の魅力を再発見し、また新たな製品が生まれています。

一方で、食のプロデューサー、猪瀬智也さんもイベントに参加し、木桶を使用した美味しい食材を紹介する予定です。例えば、北海道の「ミルクデザイン」からは、木桶醤油をかけた特製ソフトクリームが登場します。全国各地の名産品が木桶の魅力と融合し、新しい食の形を提案しています。

魅力的な食品の数々

- 木桶醤油ソフトクリーム（501円）：グラスフェッドミルクを使い、味噌クッキー付き。
- 梅山豚の豚まん（961円）：幻の豚肉を使用した美味しさ。
- 三元豚焼売（756円）：木桶仕込みの醤油で味が深く。
- 熟成干し芋（1,620円）：農薬不使用の甘いさつまいもを使用。
- 木桶味噌漬けのモッツァレラ（1,004円）：贅沢な一品です。

多彩なラインナップは、木桶の持つ味わいを体験させてくれます。さらに、10種類の木桶仕込み醤油せんべいも販売され、それぞれが異なる蔵元から提供されるため、味わいの違いを楽しめる貴重な機会です。

体験イベントやワークショップ

また、木桶仕込みの職人たちが集結し、ワークショップを開催予定です。この機会に、木桶作りや醤油、味噌について直接学ぶことができる珍しいチャンスです。据え付けられた「木桶小屋」では、発酵に関する相談も無料で行われ、発酵文化に触れることができます。

ラジオ放送も

5月14日の午後6時30分からは、発酵に関するラジオ放送も行われ、専門家たちが木桶と吉野杉の関係について深く語ります。

本イベントは、発酵文化を楽しむだけでなく、その先にある未来へ思いを馳せる絶好の体験となることでしょう。全ての人々が、木桶のもたらす奇跡を体験できるこの機会を、ぜひお見逃しなく！

詳しくは公式インスタグラムやホームページでチェックしてください。参加心待ちにしている方々が、さまざまな体験と共に楽しいひとときを過ごせることを期待しています。