フィンテックで地域活性化
2018-10-01 15:01:03

多摩地域の魅力を高めるフィンテックの取り組み コイニーと多摩信用金庫の新たなパートナーシップ

多摩地域の魅力を高めるフィンテックの取り組み



近年、訪日外国人観光客の急増が注目されています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、都内の観光地や宿泊施設でのクレジットカード対応が求められる中、多摩地域と神奈川県相模原市で運営される多摩信用金庫は、コイニーと提携し、新たなフィンテックの取り組みをスタートしました。

多摩信用金庫の役割


多摩信用金庫は、「お客様の幸せを創造する企業」という理念のもと、地域の繁栄と安定を目指しています。また、地域の人々や企業に信頼される金融機関であることを大切にし、協同組織金融機関の特性を生かした業務活動を進めています。

コイニーのビジョン


一方、コイニーは「お金の流れをまるくする」というビジョンを掲げ、スマートフォンやタブレットを利用した低コストの決済サービスを提供しています。クレジットカード決済サービス「Coineyターミナル」やオンライン決済ページを簡単に制作できる「Coineyペイジ」、訪日中国人観光客向けのQRコード決済「Coineyスキャン」など、多様なサービスを展開し、キャッシュレス社会の推進に寄与しています。

提携の目的と期待


この提携により、多摩信用金庫の79店舗を通じて、地域内の飲食店や小売店、観光施設にCoineyの決済環境を提供します。これにより、訪日外国人観光客が地域の商店や観光施設での支払いの際に便利さを享受できる環境が整います。

キャッシュレス社会に向けての課題


日本では、現金の利用が依然として高い状況にありますが、政府は「キャッシュレス・ビジョン」を策定し、未来に向けての比率の向上を目指しています。2020年には、観光先進国となるための基盤作りとして、観光地でのクレジットカード対応100%の達成が期待されています。

外国人観光客の動向


東京都商工連合会は、2017年から「多摩観光推進協議会」を設立し、外国人旅行客の誘致や観光ルートの開発を進めています。訪日外国人観光客の数が増える中、クレジットカード決済に対応できる事業者が少なく、現金の利用が9割を超えているのが実情です。そのため、決済環境の整備が急務とされています。

未来への一歩


今後、コイニーと多摩信用金庫の連携により、多摩地域の商業施設や観光地においてキャッシュレス決済が普及すれば、地域経済の活性化と訪日外国人観光客の利便性向上が期待できます。この試みは、地域創生の新たな一歩となるでしょう。地域事業者が利益を享受することで、多摩地域全体の経済力向上でも大きな意味を持つ提携です。

このように、フィンテックの導入が地域社会にどのように寄与できるか、今後の展開が大いに期待されます。

会社情報

会社名
STORES 株式会社
住所
東京都渋谷区東3-16-3エフ・ニッセイ恵比寿ビル4F
電話番号

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