資生堂ギャラリーで楽しむ波紋音の特別ライブと展覧会の魅力
2024年8月27日から10月20日まで、東京都中央区銀座に位置する資生堂ギャラリーで「空想の宙『静寂を叩く』大乗寺十三室|十文字美信」展が開催されます。この展覧会は、日本の伝統文化と現代の視点を交えた内容で、訪れる人々に深い感動をもたらしますが、特に注目すべきは9月20日に実施される「波紋音」による特別ライブです。
特別ライブ「静寂を叩くー波紋音のしらべ」
今回の特別イベントは、打楽器奏者の永田砂知子さんによって、特異な響きを生み出す「波紋音」を体感できる貴重な機会です。波紋音は、スリット・ドラムを用いて音が水の波紋のように広がる様子を表現しており、この非日常的な音の世界に浸れるひとときを提供します。ライブは9月20日(金)の19時から20時まで、およそ一時間にわたって行われ、終了後は約30分間、永田さんとの交流と本展覧会の鑑賞も可能です。
永田砂知子さんの経歴と音楽のスタイル
永田砂知子さんは、幼少期からクラシック音楽に親しみ、東京藝術大学の打楽器科を卒業後、1990年代から即興演奏やサウンドアートに力を入れています。特に、造形作家・斎藤鉄平が創作した「波紋音」に出会って以降、その音の魅力を全国や海外の様々な場で披露してきました。大阪万博の鉄鋼館では、フランソワ・バシェの音響彫刻の普及活動にも参加し、多彩なスタイルで音楽の世界を広げています。
展覧会の内容と十文字美信の視点
展覧会の中心を成すのは、写真家十文字美信が捉えた大乗寺客殿の新しい視点です。彼は、日本の伝統的な価値観を探求し、日本美術の深淵な世界を写真を通じて表現しています。本展では、十文字が撮影した大乗寺の写真が大型インスタレーションという形で展示され、観客はその素晴らしい空間体験を通じて、円山応挙らの作り出した仏教的世界観に新たな息吹をもたらします。
ライブへのアクセスと詳細
特別ライブ「静寂を叩くー波紋音のしらべ」は、資生堂ギャラリーで行われ、入場は無料。事前の予約は不要ですが、来場者数によっては入場制限が生じる可能性があるため、事前に情報を確認して訪れることをお勧めします。ライブの後には、音楽の余韻を楽しみながら、展覧会の作品を鑑賞できる貴重な機会です。
まとめ
資生堂ギャラリーでの特別ライブと展覧会は、静寂と音楽の調和を楽しむ絶好のチャンスです。ぜひ、この機会に日本の伝統文化と現代音楽の融合を体験してみてはいかがでしょうか。
開催情報
- - 日時: 2024年9月20日(金)19:00〜20:00
- - 場所: 資生堂ギャラリー
- - 料金: 無料
- - アクセス: 東京都中央区銀座8-8-3 資生堂ビル地下1階