hacomonoの新たな一歩
株式会社hacomonoは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、公共施設向けのオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」を提供しています。このシステムは、特にウェルネスや運動施設に焦点を当て、最近では定期教室や短期運動スクール向けの「イベント機能」を新たに追加しました。この機能により、公共施設の運営がどのように変わるのか、詳しく見ていきましょう。
1. 申し込みプロセスのオンライン化
従来、公共施設での教室申し込みは、郵送の手紙や掲示板を通して行われていました。また、費用の支払いも手動で、集金や券売機を使用するため、現金の取り扱いに伴う負担が大きいものでした。その点、「hacomono」の新機能では、申し込み受付から支払いまでをオンラインで完結でき、全ての情報を一元管理することが可能になります。この仕組みにより、顧客にとっても運営側にとっても利便性が飛躍的に向上することが期待されます。
2. データ分析機能の導入
「イベント機能」を活用することで、イベント参加者のデータを蓄積しやすくなります。年齢や性別、継続率などのデータを分析することで、より的確なサービス提供が可能となり、利用者のニーズに応えることで、顧客満足度の向上にもつながります。
3. 大型連休や短期イベントの対応
特に、このシステムの利点は、大型連休や短期間での特別教室を効率よく開催できる点です。事前決済機能を利用すれば、参加者は当日現金を持参する必要がなく、スムーズにイベントを楽しむことができます。また、公園などの不特定な場所でのイベントでも、インストラクターの派遣のみで運営が可能になり、会計担当者の割り当ても不要になります。
4. 予約管理の自動化
このシステムは、定期的に開催される教室の予約管理を自動化します。「hacomono」を通じて管理できるため、毎回のレッスンごとの予約を手動で管理する必要がなく、業務の大幅な効率化が実現されます。
5. 申し込み方法の柔軟性
ユーザーは先着順または抽選での申し込みが可能であり、参加者が多い場合でも公平に運営できます。このような柔軟な対応が、公共施設での透明性を高め、利用者の信頼を獲得する鍵となります。
6. 導入企業の声
実際に「hacomono」を導入した住友不動産エスフォルタ株式会社品川・荏原健康センターの館長、海老原秀典氏は、「管理システムが一新され、利便性が格段に向上した」と述べています。教室のプログラムが明確になり、予約システムの操作性も向上したため、管理業務をスムーズに実行できるようになったとのことです。
7. hacomonoの理念
hacomonoは、店舗での事務手続きや支払いの手間を大幅に軽減することを目指したクラウドサービスです。2019年のサービス開始以来、約7,000店舗が導入しており、効率的な運営を促進するために、今後も機能強化を続けていく予定です。さらに、スタッフの育成や理解を深めることで、運用の効率化を目指していきます。
このように、公共施設の運営をサポートする「hacomono」は、デジタル化や効率化を通じて、より良いサービスを提供する姿勢を持ち続けています。今後の展開から目が離せません。