新潮文庫 杉井光 世界でいちばん透きとおった物語

「世界でいちばん透きとおった物語」が夏限定カバーで話題沸騰！

「ネタバレ厳禁」「電子書籍化・映像化絶対不可能!?」で最注目の作品「世界でいちばん透きとおった物語」が、季節限定のダブルカバーで話題を呼んでいます。

本書は、大御所ミステリ作家・宮内彰吾の遺稿探しを軸に、予測不能な展開が繰り広げられる衝撃の物語です。

発売直後から「今までに読んだ本で一番の衝撃」「本の形をした芸術作品」「何を言ってもネタバレになるから、スゴイとしか言えない」などの口コミが続出。YouTubeやSNSで話題沸騰し、「王様のブランチ」「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 2023」をはじめ各メディアで紹介され、一時は入手困難になるほどの人気ぶりでした。重版に次ぐ重版を重ね、現在では累計45万部を突破しています。

今夏には、大好評だった「春期限定カバー」に続き、「夏季限定カバー」が登場しました。人気イラストレーター「ふすい」さんが夏の夜をイメージした美麗なイラストを描き下ろした、まさに夏の夜空を思わせる幻想的なカバーです。

紙媒体ならではの仕掛けが話題に！

本書には、紙の書籍でしか実現できない、ある仕掛けが施されています。

この仕掛けが、読者に“体験”をもたらす驚愕の企みとして話題となり、普段あまり本を読まない層、特に10～20代にまで広がる異例のヒットに繋がりました。

著者の杉井光さんは、この仕掛けについて、「これまでの読書人生において一度だけ、読み終わった後にただ言葉を失うしかなかった、という本がありました。それに匹敵する純粋に強烈な読書"体験"を、読者にぶつけてみたい。そんな想いでこのアイディアをプロットに落とし込み、多くの方々の協力を得て本の形にしました。出版できたこと自体がすでにひとつの奇蹟です」と語っています。

書店員さんも絶賛！

全国の書店員さんからも、「紙の本が持つ可能性、本への愛情を感じた」「本の素晴らしさを改めて教えてくれた1冊」などの感想が寄せられ、かつてないヒット現象をTBS系「王様のブランチ」「ひるおび」、朝日新聞「売れてる本」日経新聞「ベストセラーの裏側」など、数々のメディアが取り上げています。

「世界でいちばん透きとおった物語」の謎

本書の仕掛けを読み解くヒントは以下の通りです。

電子書籍化絶対不可能
タイトル『世界でいちばん透きとおった物語』
単行本ではなく文庫書き下ろし

このヒントを参考に、ぜひ本書の世界に足を踏み入れてみてください。

YouTube紹介動画が大バズ！

YouTuber「TERUちゃん」の紹介動画が大反響となり、Amazon本の売れ筋ランキング2位に急上昇！ネット書店、リアル書店で品切れが続出する事態となりました。

推薦コメント

本書を読んだ著名人からの推薦コメントをご紹介します。

小説紹介クリエイター　けんごさん

洗練された文章に惹き込まれ、清らかな物語に心を掴まれました。

作家・北村薫さん

｢　　　　　｣の謎が解けた時、完結する透きとおった物語。ここに、純粋な、仕掛けへの愛がある。

全国書店員さんから驚愕の声が続々届いています

全国の書店員さんからも、本書への熱い感想が寄せられています。

紀伊國屋書店ゆめタウン博多店　高橋まゆみ様

謎がどんどん解き明かされる過程でこの小説、もしや…？とその仕掛けに気付かされた時、「うわっ！！」と本気で声が出ました。ページめちゃくちゃ戻ってめくりました。いや、凄すぎません？この小説。もちろん、ストーリーにもめちゃくちゃ引き込まれました。ミステリ要素がちりばめられていてエンタメ小説としてもとても面白かったです。ネタバレせずにPOPを書くの悩みますね。

ジュンク堂書店柏モディ店　宮本美奈子様

確かに「世界でいちばん透きとおった物語」です。これは読まないとわからない。

岩瀬書店富久山店　大内佳美様

感動しました。ラストの仕掛けも良かったです。本好きの方にお薦めの本だと思いました。

旭屋書店新越谷店　工藤雅子様

なんて素敵な物語なんだろう。「紙の本だからこそ」と衝撃を受け、本というものの素晴らしさを改めて教えてくれた一冊。

啓文社ポートプラザ店　大原奈緒様

驚いた、驚いた！鳥肌がたった。この本のしかけたるや。鳥肌がたつと同時に愛情がいっぱいに包まれた本だった。みんなの待ち望んだ答えがここにある。製本された時が楽しみで

す。

紀伊國屋書店グランフロント大阪店　豊永大様

このタイトルの意味が分かった時、目にした瞬間、一人の人間が最後までもがき苦しみ抱いていた強い想いによって世界が再構築されました。ラストの仕掛けはぜひとも物語を見てきたその目で確かめて欲しいと思いました。

著者紹介

杉井 光（スギイ ヒカル）

電撃小説大賞の銀賞を受賞し、2006（平成18）年電撃文庫『火目の巫女』でデビュー。その後電撃文庫「神様のメモ帳」シリーズがコミカライズ、アニメ化。ライト文芸レーベルや一般文芸誌で活躍。他の著書に「さよならピアノソナタ」シリーズ、「楽園ノイズ」シリーズ、『終わる世界のアルバム』、『蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ』などがある。

書籍内容

衝撃のラストに、あなたの見る世界は『透きとおる』

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

書籍データ

タイトル：世界でいちばん透きとおった物語
著者名：杉井 光
発売日：2023年5月1日
定価：737円（税込）
判型：新潮文庫nex
ISBN：978-4-10-180262-6
URL：https://www.shinchosha.co.jp/book/180262/

「世界でいちばん透きとおった物語」を読んで

「世界でいちばん透きとおった物語」は、読後感の強い作品でした。

物語の内容はもちろん、紙媒体でしか実現できない仕掛けが、まさに“読書体験”を拡張するような、衝撃的なものでした。

特に印象的だったのは、物語の後半、仕掛けに気付いた時の驚きです。

ページをめくる手が止まり、思わず声が出てしまうほどでした。

これは、電子書籍では味わえない、紙媒体ならではの体験と言えるでしょう。

また、ストーリー自体も非常に面白く、ミステリ要素とヒューマンドラマが絶妙に組み合わさっていました。

登場人物たちの複雑な感情や、彼らの過去と現在が交錯していく様は、まさに“透き通った”ように鮮やかに描かれていました。

そして、ラストシーンでの衝撃的な展開は、読者に深い余韻を残します。

この作品は、単なるエンターテイメント小説ではなく、読者に考えさせられる部分も多く含まれていると感じました。

例えば、登場人物たちの選択や、真実の解釈について、読者自身で考える余地を残しています。

「世界でいちばん透きとおった物語」は、読み終えた後も、ずっと心に残る作品でした。

ぜひ、紙媒体で手に取って、その仕掛けと物語の世界を体感してみてください。