インドネシアの大学生を日本で受け入れる新たなインターンシッププログラム
株式会社キャムグローバルは、インドネシアの国立パジャジャラン大学からの大学生インターンを迎え入れる新たなプログラムを開始します。この取り組みは、インドネシア教育文化研究技術省が推進する高等教育機関における「カンプス・ムルデカ」政策の一環で、学生に実務経験を提供することを目的としています。インターン生は2025年4月から約1年間、日本の企業で様々な業務を通じて、スキルや実務経験を積むことが期待されています。
インドネシアの学生たちにとって、このインターンシップは将来のキャリアに繋がる貴重な機会です。特に、ビジネススキルや日本語能力を高めながら、日本の企業文化や職場環境に適応していく中で、国際的な感覚を身につけることができます。また、日本企業における人材不足を解消する一助となることも目指しています。
インターンシッププログラム「エム・エス・イー・ベー」
「エム・エス・イー・ベー(MSIB)」は、インドネシア政府が推進する認定インターンシッププログラムです。このプログラムは、大学生に実務経験を提供するだけでなく、将来の選択肢を広げる手助けとなります。現在、キャムグローバルを通じて日本でのインターンシップを希望する大学には、医療や人文学、理工学など、多様な分野をカバーする機関が含まれています。
キャムグローバルは、インターンシップの実施にあたり、日本企業との協定締結や職務内容の設定を行い、学生に対する支援を広く展開しています。加えて、帰国または日本での就職に至るまでのサポートを行い、インターン生がスムーズに新しい環境に適応できるよう努めています。
インターン生の声
インターンに参加するアプリリア ヌルマウリさんは、「日本のビジネスマナーを学び、翻訳家になる夢を実現するためにスキルを磨きたい」と述べています。また、エンリ ファウザン ハビビエさんは、「通訳としてインドネシア人の就業支援をしたい」と未来のキャリアを見据えています。
日本企業にとっての利点
日本企業にとって、このインターンシッププログラムは、高度な人材の確保に繋がる大きなメリットがあります。適応能力が高く、多様な視点を持つインドネシアの若者たちが、日本のビジネス環境で活躍することで、企業の国際化やダイバーシティ推進にも寄与することが期待されます。
キャムグローバルの役割
キャムグローバルは、インドネシアの大学との信頼関係を背景に、教育改革やインターンシッププログラムの推進に貢献してきました。今後も、インドネシアと日本の架け橋となるべく、高度人材の育成や国際的な雇用機会の創出に尽力していく所存です。キャムグローバルのインターンシッププログラムは、日本の雇用市場における多様性を高め、双方にとって有意義な関係を築いていくことでしょう。