VicOneの新たな挑戦
最近、車両のインフォテイメントシステムや車両連携アプリの利用が急増していますが、これに伴いサイバー犯罪の危険性も高まっています。VicOneはこの現状を受け、自動車メーカー向けに新しいサイバーセキュリティソリューション「Smart Cockpit Protection Solutions」を発表しました。この製品はユーザーの個人情報(PII)の保護を目指しており、自動車メーカーにとっては信頼性を高めるためにも重要な役割を果たします。
サイバーセキュリティの重要性
近年、サイバー犯罪者による個人情報の窃取や車両の盗難といった事例が残念ながら増えてきています。そのため、自動車メーカーは顧客からの信頼を維持し、ブランドイメージを保つために、これらのリスクに対処しなければなりません。VicOneの提供する「Smart Cockpit Protection Solutions」は、そのニーズに応えるための画期的な製品です。
Smart Cockpit Protection Solutionsの特徴
このソリューションは、以下の2つの製品から成り立っています。
1.
Smart Cockpit Security App: IVIシステム上でのデータプライバシーを保護。
2.
Smart Cockpit Mobile SDK: 自動車メーカーの車両連携アプリを守るためのソフトウェア開発キット。
これらの製品を通じて、自動車メーカーはシステム全体のセキュリティを強化し、応答能力を向上させることが可能です。その結果、IVIのプライバシー保護やアプリのパフォーマンスモニタリング、不正URLの検出など、幅広いセキュリティ機能を顧客に提供できるようになります。
CEOのコメント
VicOneのCEO、マックス・チェン氏は「自動車ユーザーは自らの個人情報の安全を強く意識しています。そのため、OEMはまず信頼を築く必要があります。我々の革新的なソリューションにより、OEMは顧客のデータを包括的に保護できるようになります」と語っています。
Gartner Researchの報告
調査機関であるGartner Researchによれば、コネクテッドカーの普及が進む中、OEMはサイバーセキュリティを最優先事項としているとのことです。これにより、OEMのブランドや財務に対するリスクも増加しています。特に、IVIシステムの脆弱性や不正アプリのリスクを考慮する必要があります。
出展情報
VicOneは2023年5月24日から26日にかけて、神奈川県横浜市で開催される「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」に出展し、ライブデモを行います。詳細は
こちらのリンクでご覧いただけます。
VicOneについて
VicOneは、未来の自動車を守ることをビジョンに掲げ、自動車向けに特化したサイバーセキュリティソリューションを提供する企業です。トレンドマイクロの子会社として、30年以上にわたるサイバーセキュリティ技術を活用し、セキュアでスマートな車両の実現をサポートしています。詳しくは公式サイトをご覧ください。