CFCLが発表したCONSCIOUSNESS REPORT VOL.7: 持続可能なファッションの新たな指針

CFCLのCONSCIOUSNESS REPORT VOL.7の概要

CFCLは、現代のファッションシーンにおいて衣服を機能的かつ環境に配慮した道具として提案しているブランドであり、その取り組みの成果を示すために、年に一度発表される「CONSCIOUSNESS REPORT」を実施しています。この度祝するVOL.7では、春夏シーズンのコレクションにおける持続可能な取り組みと具体的な成果が明示されています。

持続可能な素材選び

VOL.7では、全232種類のコレクションのうち138種類（約59%）がライフサイクルアセスメント（LCA）の算出が行われました。また、認証素材の使用率は驚異の90.52%に達し、これはこれまでのコレクションの中で最も高い数字です。前の春夏コレクションと比べて、認証素材の使用量は約1.5倍に増加し、地球環境へ配慮した商品の充実が見られます。

CFCLは、原料や素材メーカーとの連携により、全ての商品において再生素材を重視しており、これによって新たな資源を採取することなく循環型社会の実現に寄与しています。特に、認証素材の使用は、生産者の労働環境に配慮した調達を実施している点にも注目されます。

健全な労働環境と多様性の確保

CFCLは、事業拡大と共にグローバルな人材の採用にも力を入れています。現在、外国籍社員が全体の約13.5%を占めており、多様なバックグラウンドを持つ従業員が活躍しています。このような柔軟な職場環境は、社員がそれぞれのスキルやポテンシャルを最大限に発揮できる場を提供しています。企業は、さまざまな働き方に対応することを通じて、幅広い人材の受け入れを続けています。

持続可能なファッションに向けたLCA活動

CFCLは2030年までのカーボンニュートラルを目標に掲げ、LCA活動を進めています。これにより、衣服の製造工程でのエネルギー使用量を確実にデータとして蓄積し、持続可能性を重視するファッション業界へのリーダーシップを確立しています。しかし、この目標には国内外の複雑なサプライチェーンの壁が立ちはだかります。最適なデータを蓄えるためには、さらなるサプライヤーとのコミュニケーションが不可欠です。

結論

CFCLのCONSCIOUSNESS REPORT VOL.7は、持続可能な素材選びや従業員の多様性、LCA活動の進展など、ファッション界での新たな指針を提供しており、その取り組みは業界全体のモデルケースとして評価されています。今後も持続可能なファッションの実現に向けて、CFCLの取り組みから目が離せません。