目の保護の新発見
2026-11-04 12:03:03

ロート製薬と北大、目の保護に関する新研究成果を発表

目の表面保護における新たな可能性: コンドロイチンの役割



ロート製薬株式会社と北海道大学の共同研究チームが、コンドロイチン(CS)が目の表面の保護にどのように関与しているかについての新たな知見を発表しました。この研究は、2026年に開催された「Asia Dry Eye Summit 2026」で披露され、眼の健康やドライアイにおける新しい治療法の開発に期待が寄せられています。

研究の背景



目には、外部からの刺激を守る「グリコカリックスバリア」と呼ばれる保護層があります。このバリアは、膜型ムチン16(MUC16)やガレクチン-3(Gal-3)と呼ばれるタンパク質によって形成されており、目の表面を保護するだけでなく、涙液の安定性を維持する役割も果たしています。しかし、ドライアイの症状が見られる場合、このバリアが損なわれることがあります。結果として、涙液の不安定化や目の不快感、痛みを引き起こすことがあります。

コンドロイチンの新たな役割



この研究では、MUC16に由来するペプチドとCSとGal-3の相互作用に着目しています。実験から、CSがGal-3を介してMUC16由来のペプチドと結合することが明らかになりました。これにより、CSの従来の保水や潤滑作用以外にも、目の表面を守るバリア機能の維持に寄与する可能性が示唆されました。

研究結果:



1. コンドロイチンはGal-3を介してMUC16と結合する: CSがGal-3を介してMUC16由来のペプチドと相互作用することが確認されました。この相互作用は、CSの存在下でシグナルが増加することからも証明されています。

2. ヒアルロン酸との違い: CSと同様の性質を持つ高分子多糖の一種であるヒアルロン酸(HA)では、Gal-3を介してMUC16に結合することは観察されませんでした。これにより、CSの独自の機能が浮き彫りとなっています。

今後の研究方向



この研究によって得られた知見は、CSが眼表面を保護するための新たな役割を持つことを示唆しています。今後の研究では、CSとGal-3、MUC16の詳細な相互作用メカニズムや、それがどのように涙液の安定性に影響を与えるかを追求していく予定です。また、これらの知見を活かして、眼科領域における新たな治療法の促進を目指しています。

まとめ



ロート製薬は、目の健康を支えるためにCSが果たす重要な役割に着目し、さらなる研究を進めていく方針です。コンドロイチンの新たな知見は、ドライアイの治療法に革新的な変化をもたらす可能性があります。将来的には、グリコカリックスバリアを維持し、涙液の安定性を高めるための新しい製品開発へとつなげられることを願っています。


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会社情報

会社名
ロート製薬株式会社
住所
大阪府大阪市生野区巽西1丁目8番1号
電話番号
06-6758-1231

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