TCB美容外科、国際医学誌に新たな研究が掲載
TCB東京中央美容外科(以下、TCB)の田村貴彦医師が行った研究が、世界の形成外科医にとって権威ある医学雑誌「Aesthetic Surgery Journal」に掲載されました。本研究は920例を対象とした経結膜的眼窩脂肪摘除術に関するもので、患者の満足度を分析したものです。
研究の背景
経結膜的眼窩脂肪摘除術は、下まぶたの膨らみを改善するための minimally invasive(低侵襲)な手術として注目を浴びています。しかし、実施に伴う患者の満足度を総合的に評価した研究が不足していました。この研究では、術後の満足度や、その満足度に影響を与える要因を明らかにすることを目的としました。
研究方法
2025年7月から8月にかけて、TCBの全国60院で経結膜的脂肪摘除術を受けた患者920例を対象にした前向き観察研究が実施されました。患者の満足度は、下まぶたの膨隆や色素沈着、皮膚の弛緩に対して5段階のリッカートスケールで評価されました。満足度スコアが4以上の場合を高い満足度として定義し、さらには補助療法の効果についても分析を行いました。
研究結果
結果として、皮膚の弛緩に対する満足度は年齢とともに有意に低下することが分かりました。一方、膨隆や色素沈着に対する満足度には年齢の影響が見られませんでした。興味深いことに、ヒアルロン酸注射を併用することで、色素沈着や皮膚弛緩に対する満足度が有意に改善したことが確認されました。この結果は、ヒアルロン酸と他の製剤を組み合わせることが高齢者にとって意味がある治療方法であることを示しています。
年齢による満足度の変化
研究で示された概念は、年齢が38~48歳を超えると、特に皮膚の弛緩に対して満足度が有意に低くなるという点です。一般的な満足度は64%から73%の範囲にあり、ヒアルロン酸を併用した場合や複数の補助的な手段を取った患者で改善傾向が見られました。このことから、年齢に応じた個別化された治療が無視できない重要性を持つことが示されました。
結論
経結膜的眼窩脂肪摘除術は下まぶたの膨らみに関して高い満足度をもたらしましたが、皮膚の弛緩に対する満足度は加齢によって変化するため、個々の状況に応じた治療の選択が求められます。この研究は、ヒアルロン酸の併用が患者の満足度を高める重要な要因になることを明確に示しており、高齢患者への多角的なアプローチが今後の整形外科医療において重要であることを強調しています。
参考文献
- - 田村貴彦医師の研究論文「Patient Satisfaction After Transconjunctival Orbital Fat Removal: A Multicenter Prospective Study of 920 Cases」は、Aesthetic Surgery Journalに2026年1月に掲載されました。
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この独自の研究が世界中の美容医療のスタンダードにどのように影響を与えるのか、今後の展開が非常に楽しみです。