豊橋信用金庫が心理的安全性AWARD2025で受賞
愛知県豊橋市に本拠を置く豊橋信用金庫が、心理的安全性を重視した組織づくりへの取り組みを評価され、「心理的安全性AWARD2025」で初めてのゴールドリングを受賞しました。この受賞は、同金庫の「10年ビジョン『夢を預かる、金融機関。』」に基づく取り組みが評価されたものです。
心理的安全性AWARDとは
このアワードは、株式会社ZENTecが主催し、心理的安全性を高めるための組織やチームの取り組みを讃える祭典です。受賞者にはゴールドリング、シルバーリング、プラチナリングといった形で表彰が行われ、特に顕著な取り組みが存在すれば、その事例を広めることを目的としています。
ゴールドリング受賞の背景
豊橋信用金庫の10年ビジョンは、2022年7月に発足した「長期経営戦略策定委員会」によって具体化され、役職員の多様な意見を取り入れながら策定されました。このビジョンは、「お金を預かる、金融機関。」から「夢を預かる、金融機関。」への転換を目指しています。すべての役職員が参加できる「Toyohashi Thinking ゼミ」を開催し、そこから生まれたアイデアをもとにビジョンを具体化しています。
新しいプログラムの導入
特に注目すべきは、新たに導入した「Toyohashi Thinking 研修プログラム」です。このプログラムは、信金が提供できる新しい事業や商品についてを探索していくもので、地域社会に対してエールを送り、さらなる挑戦を促すための基盤となります。信用金庫としての役割を再定義し、利用者の夢やニーズに寄り添ったサービスの提供に注力しています。
受賞式と村長のコメント
2023年7月10日に行われた表彰式では、豊橋信用金庫の役職員が直接表彰を受け、その日を記念する特別な瞬間となりました。表彰時には、審査員からも力強いコメントが寄せられ、実際に経営陣が議論を交えながら策定に関わったことが、心理的安全性を育んだ重要な要素であったと評価されました。
組織の変革に向けた一歩
この受賞は豊橋信用金庫にとって、組織の変革の一環として重要な意義を持ちます。営業店舗を「手続きの場」から「エールの場」へと変貌させ、地域のニーズに応える活動を推進しています。これにより、地域経済の活性化にもつながると期待されています。
未来への期待
受賞後のコメントでは、理事長の山口氏が「夢を預かる、金融機関。」を目指し、心理的安全性を基にした新しい挑戦への取り組みを広げていくとの意気込みを示しました。自身の業務を大切にし、地域貢献に注力する姿勢は、多くの人々に勇気を与えるものです。
豊橋信用金庫は、地域住民と共に「夢を預かる」存在としての役割を果たし続け、変革を起こすことを約束しています。今後も地域社会におけるコミュニケーションを円滑にしつつ、信頼性の高い金庫としての地位を築いていくことでしょう。
公式ページ:www.toyo-shin.co.jp