古屋兎丸が満を持して贈る『新装版画力デッサン』が11月に登場！

楽しく学び、自分の画力を磨く

画力を高めたいと思っているけれど、なかなか上手くいかないという方々に朗報です。漫画家・古屋兎丸による新作書籍『新装版画力デッサン人体と女の子』が2024年11月に発売されます。この書籍は、従来のデッサンとは異なる、新しいアプローチで画力を磨くためのヒントを提供してくれます。

『新装版画力デッサン』とは？

今回の新装版は、2012年に出版された同名書籍の待望の復刊です。この本の最大の特徴は、斜線を使った光と影の描き方ではなく、シンプルな線や濃淡を通じて、立体感や動きを表現できる技術を伝授する点です。複雑な描写法にとらわれず、どんなシーンでもスムーズにデッサンができるようにサポートしてくれる内容となっています。

楽しく学ぶための工夫

本書では、ユーモラスなイラストを交えながら、学びのプロセスが綴られています。「写真をトレースしても画力はつかない」「身体は箱に入っている」という講義も含まれ、難しい専門用語を使わないため、初心者でも安心して取り組むことができます。イラストキャラクターが導く形で、楽しみながら自己の表現力を育んでいけるのです。

目次の概要

本書は、以下のような目次で構成されています。
1. まず記憶する
2. 身体を立体で捉える
3. ムーヴマン
4. 記憶と想像で描く
5. 印象で描く
6. 妄想ギャラリー
7. 想像で描く

これらの章はそれぞれが独立しつつも、ひとつの流れを持っており、段階的に技術を習得できるよう配慮されています。また、コミカルなイラストが各章を彩り、視覚的にも楽しめる構成です。

著者のプロフィール

著者の黒坂圭太さんは1956年に東京で生まれたアニメーション作家です。1980年代から自主制作した短編アニメを発表し、監督したMTVステーションIDが世界的に注目を浴びました。その後も数々の国際映画祭での受賞歴を持ち、長編アニメーション映画の監督や、最新のライブ・ドローイングにも挑戦しています。武蔵野美術大学や金沢美術工芸大学で講師を務めるなど、教育者としても多方面で活躍しています。