パックネットが新拠点開設
2013-10-23 12:27:01
パックネット、中国重慶市で新たにデータセンターサービスを開始
パックネット、中国重慶市で新たにデータセンターサービスを開始
2013年10月23日、香港を拠点とするパックネットは、中国重慶市においてデータセンターとネットワークサービスを提供するためのインターネットデータセンター(IDC)ライセンスを中国工業情報化部(MIIT)から取得したことを発表しました。これは、パックネットが展開する合弁企業、Pacnet Business Solutions (PBS)にとって大きな進展となります。
このライセンスにより、パックネットは重慶市におけるデータセンターサービスを開始し、深圳、北京、上海、成都、西安といった他の主要都市にあるデータセンターとネットワーク接続ポイントを通じて、サービスをさらに拡充できるようになります。実際、パックネットはMIITが新しいライセンスの付与を再開して以来、初の外資系合弁企業としてこの重要なライセンスを獲得しました。
規制に基づく新たな取り組み
MIITの新しいライセンスプロセスは、中国のインターネット産業の健全な成長を促進することを目的としており、データセンター市場を監視および強化する役割を担っています。具体的には、ライセンス申請者には、インターネットコンテンツプロバイダのサービス記録、アクセス資源の管理、情報セキュリティ管理、データセンターの運用に関するセキュリティ管理が求められます。
PBSのCEO、ヘンリー・ラム氏は、「重慶は中国南西部の主要都市であり、アジア太平洋地域におけるパックネットのインフラストラクチャの重要な拠点となります。このライセンスの獲得により、新たなデータセンターが追加され、信頼性の高いインターネットサービスやIPVPNサービスを、国内外で提供できるようになる」と述べています。
Tier 3データセンターの展望
重慶に設置されるパックネットのTier 3データセンターは、業界標準を満たす高い冗長性と堅牢性を持ち合わせた設計となっています。また、中国内の接続ポイントや海底ケーブルネットワークへの直接接続を可能にするため、アジア太平洋地域における広範なインフラストラクチャの一環を成しています。このデータセンターは、キャリアニュートラルな2000ラック(NTT Rack)規模のコロケーションサービスを提供する自社設備も備えています。
提供されるサービスは、世界中の多国籍企業のビジネス拡張を支援し、柔軟かつカスタマイズされたソリューションも実現可能です。
パックネットの概要
1989年に設立されたパックネットは、アジア太平洋地域における大手通信事業者の一つであり、大規模多国籍企業や政府機関に対して、マネージドデータ接続ソリューションを提供しています。46,000 km以上の光ファイバーから成る大容量海底ケーブルシステムを有し、アジア太平洋地域の16都市にあるデータセンターへ接続を展開しています。
さらに、マネージドネットワークサービスや付加価値データセンターサービスなど、多様なサービスを幅広いクライアントに向けて提供。パックネットは、フォーチュン500企業を含むグローバルな企業の要求に応え続けています。さらに情報については、パックネットの公式ウェブサイトを訪れることで確認できます。
会社情報
- 会社名
-
テルストラ・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区愛宕2-5-1愛宕グリーンヒルズMORIタワー24F
- 電話番号
-
03-5549-8564