演歌歌手山川豊が豊橋市で肝炎ウイルス検査を呼びかける啓発イベント

肝炎ウイルス検査を呼びかける山川豊さん

2025年1月29日、愛知県豊橋市の総合体育館で行われる男子プロバスケットボールBリーグの試合にて、演歌歌手の山川豊さんが肝炎ウイルス検査の重要性を訴える啓発イベントが開催されます。このイベントは「知って、肝炎プロジェクト」の一環として行われ、肝炎に関する正しい知識の普及に努めています。

知って、肝炎プロジェクトとは

「知って、肝炎プロジェクト」は、日本国内での肝炎の早期発見と治療を促進するために設立されました。肝炎ウイルスの感染やその予防策、治療方法を広く伝え、特に肝炎ウイルスによる感染リスクの高いB型、C型肝炎についての理解を深めることを目的としています。日本国内には約200万人以上の肝炎ウイルスキャリアがいるとも言われており、多くの方が自身が感染していることに気づいていません。

特別な試合と啓発イベント

この日の試合は、三遠ネオフェニックスとファイティングイーグルス名古屋の対戦が行われ、試合のハーフタイムで山川豊さんによる肝炎ウイルス検査に関する訴えが行われます。また、参加者にはアンケートに答えることで山川さんと選手のサイン入りグッズが抽選で贈られる特典も用意されています。

肝炎について知っておきたいこと

肝炎とは肝臓に炎症が起きる病気で、ウイルスやアルコール、自己免疫などが原因となります。中でも肝炎ウイルスに起因するウイルス性肝炎が最も多く、日本では特にB型とC型が注目されています。この二つのウイルスは血液や体液を介して感染し、慢性化すると肝硬変や肝がんのリスクが高まります。

肝炎ウイルスに感染しているかを知るためには、検査が不可欠です。「沈黙の臓器」とも呼ばれる肝臓は、症状が出ないまま病気が進行することが多く、早仲の検査と治療が予後を大きく左右します。豊橋市では40歳以上の市民に対し、無料の受診券を配布しており、保健所においても予約制で無料検査を受けることができます。