高校生と養蜂
2025-06-20 10:45:31

三重県の高校生たちが挑む新たな養蜂の未来とは

未来の養蜂家を育てる三重県の新たな挑戦



三重県立四日市農芸高等学校では、高校としては初めての本格的な養蜂活動がスタートしました。このプロジェクトは、生徒の「ミツバチを育てたい」という声がきっかけになり、学校の新たな挑戦として始まりました。生徒たちは実際に養蜂を通じて、命の重さや環境の大切さを体感しながら学んでいきます。

声をかけたのは生徒たち


このプロジェクトの起源は、教室における生徒同士の何気ない会話にあります。従来、牛や豚などの畜産動物を学んできた生徒たちが、ある日、「ミツバチも育てられないか」との疑問を投げかけました。この正直な好奇心が、三重県内の高校で初となる養蜂教育のスタートラインとなったのです。

生徒たちは、蜜蜂の飼育を通じて、自然環境との共生について深く学びます。具体的には、ミツバチの生態や飼育方法、蜜の採取といった実習を通じて、農業の本質を体感することが重要です。この経験が将来的に、農業や養蜂の道を選ぶきっかけになることが期待されています。

伝えることの大切さを深化させる


この取り組みを支えているのが、株式会社松治郎の舗の代表取締役であり、三重県養蜂協会会長でもある水谷俊介氏です。彼は、「ミツバチは自然の生態系を支える重要な存在」とし、気候変動や農薬の影響によりミツバチの数が減少している現状を説明しました。彼は、養蜂を通じて「命を育てる」「環境と共生する」ことの重要性を生徒たちに伝えています。

水谷氏は、月に一度の訪問を通じて、生徒たちに養蜂の技術や管理方法について直接指導し地域貢献や食育への関心を高める活動を行っています。

経験を地域に広げる


四日市農芸高等学校では、ミツバチを通じた体験を地域に伝えるための拠点を目指しています。この新たな挑戦は、地域の人々にも養蜂の魅力を発信することを目的としています。生徒たちが触れ合うことで、地域との結びつきも強まることでしょう。

6月には初めての採蜜が実施され、実際に生徒たちがはちみつ作りに挑戦することができました。この成功が、今後の地域農業の育成に大きな影響を与えることでしょう。

未来を見据えた農業教育


四日市農芸高校の養蜂プロジェクトは、地域産業の未来を育む取り組みとして期待されています。松治郎の舗や三重県養蜂協会、四日市農芸高校との連携により、環境への配慮や教育を融合させた新たなモデルを構築しています。この試みは、未来の農業がいかにあるべきかを示す重要な一歩となるでしょう。

このように、学校養蜂のプロジェクトは、生徒たちが未来の養蜂家として成長するための場であり、地域との関係を深める架け橋でもあります。これからの活動に、さらに注目が集まります。ぜひ、彼らの挑戦を応援していきましょう。


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会社情報

会社名
株式会社松治郎の舗
住所
三重県松阪市中町1873番地
電話番号
0598-26-8133

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